EAST JUNIOR FAN CLUB

青森市内の学童軟式野球クラブチーム「イースト・ジュニア」を応援するブログです。

そつたくどうじ

2007年11月12日 | EJ雑感
浅虫森林公園でのある日の夜間練習でのこと。
(10月18日です。)

その日は、いつになく厳しいノックが
監督から各選手に浴びせられたとか。


(私は、チビッコ選手の相手をしていたので、実は見ていませんでした。)


一人50本。

夜間照明が照らす中、
選手一人一人をサードに置き、
正面のゴロとショート側へのゴロを浴びせ、
ファーストへ送球させた。


選手はヘトヘトになりながらも、ノックに食らいつく。


正面のゴロを前進してキャッチ、ファーストへ送球。
ショート側のゴロをダイビングしながらキャッチ、ファーストへ送球。


これを何度も繰り返していた。

「まだまだ!」と、監督の声も飛ぶ。





さて、帰りの車の中。

単身付近で、週末でなければ家に戻らない旦那の車に
自分の車のキーを忘れたという、
ちょっとサザエさん風の失敗をしたTAKEママが
私の車に息子共々乗っていた。


「あー今日の練習は見応えがあった。」
「こんな練習を私は待ってたのよねー。」


元来、バリバリの体育会系で、自称スパルタである。
自分の息子も含め、厳しい練習に臨む子ども達を見て、
非常にご満悦の様子であった。


車の中にいた当事者のTAKE と K太の二人は、

「いやー疲れた!」

「きついノックを受けてると、
 知らず知らずのうちに涙目になっちゃうんだよなー。」

「そうそう!俺もそう。」

などと、話していた。


この会話を聞いたTAKEママは、

「駄目だこりゃ!」と一言呟き、

最後には、
「それにしても、もっと早くから、
 こんな練習をしてくれれば良かったのに・・・。」

と、独り言をいっていた。





さてさて、この話は、先日も話題になった。

この話を聞いたRオママが一言。

「きっと監督は、そろそろこんな練習も大丈夫だ、
 と思って、この間は厳しいノックをしたんじゃないかな?」



私は、その言葉を目の当たりにして、

(ホー、Rオママも良いことを言うじゃないか。)

と内心思っていた。



さらに、
(確か、そんな諺(四字熟語)があったな・・・。)
と思って、密かに思いを巡らしていた。


その場で思い出したら、勿論、皆さんの目の前で、
ウンチクを披露!


「さすがー!」の声を皆様から頂こうと、必死に考えたが、
とうとう出てこなかった。(酒も相当入ってたしネ!)




やっと、ネットで検索して見つけたのが表題の言葉である。

(思い出そうにも、そもそも覚えていなかったことも判明した。)




卒啄同時(同機)---そつたくどうじ(き)


卒は本来、口へんに卒と書くらしく、雛(ひな)が、かえろうとするとき、
内から殻をつつくのを表しているのだそうだ。
さらに、母鳥が外からつつくのを「啄」というらしい。

雛(ひな)がふ化する時には、
雛(ひな)が内側から殻を突くのと、母鳥が外から殻を突くのが同時である。

ここから、
師家と修行者との呼吸がぴったり合うこと。
機が熟して悟りを開こうとしている弟子に
師がすかさず教示を与えて悟りの境地に導くこと。

という意味になったそうだ。(大辞林)




卒啄同機ノック・・・

(ゴロがちょっと悪いか・・・。)



指導者もきっと、色々考えながら練習をしている・・・。



野球がだんだん上手くなるにつけ、
練習も厳しいものになっていくのだろう。




いや、


その日は、単に、監督の気分が、むしゃくしゃしてただけ・・・?



との噂は今のところない。





10月25日に浅虫の夜間練習は終了!
管理人さんに挨拶をして、いよいよ冬場の練習に突入する。


by mino




それにしても、

「何気なく、知識をひけらかしてるんじゃない?」

との批判は、
甘んじて受け入れます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿