EAST JUNIOR FAN CLUB

青森市内の学童軟式野球クラブチーム「イースト・ジュニア」を応援するブログです。

学童大会2011(3回戦浜田小クラブ戦)

2011年05月18日 | 学童大会
5月7日

学童大会3回戦。


ベスト8を賭けて浜田小クラブと対戦。


実は、3年前にも全く同じ状況があった。

9期生のZYUNYA、YUGAをピッチャーとレフトに置き、
残り7名を5年生で固めた学童大会(2008年)3回戦。

初回LEOのスクイズで1点をGETしたものの、
その後ゲームは膠着状態が続いた。

7回の裏に1点を奪われ同点。
さらにワンアウト3塁のサヨナラの場面を凌いで、
特別延長で勝利をもぎ取った。

3年の時を経て、
同じことがまた繰り返されるとは・・・。



浜田とEJには、
何か因縁めいたものがあるのかもしれない。

(チーム浜田とは、昨年のスポルトカップでも
 県営球場で特別延長をしています。)



「因縁めいた。」というより、
「よきライバル関係」
と表現した方が、よいのかもしれませんネ・・・。





EJオーダー

1番サードTAKURO
2番ライトSHUTA
3番センターRIKU
4番ピッチャーKEIGO→4
5番キャッチャーSHOGO
6番ショートKAI
7番セカンドITUKI→PH KEISHI7
8番ファーストHYUMA
9番レフトKOSEI→4→9






EJの先発は、SHUTA。

1、2回戦は、
KEIGOにマウンドを任せたが、
4日、5日の連投の疲れを考慮して、
監督は、SHUTAにマウンドを託した。



「緊張してる?」と聞くと、
素直に「ハぃ~!」と応える緊張したSHUTA。

(キャラにあわないゾ。)と思ったが、

本当に緊張している様子なので、からかうのを止めて
あとはチームメイトに任すしかないと思った。



そのSHUTAが最高のピッチングを見せ、
周囲のチームメイトが、
これを最高の形で盛り上げた。




1回の表

三振、センターライナー、内野エラー、センターフライで、
打者4人に対し無得点で切り抜ける。



1回の裏

TAKUROがレフト線に引っ張って、
(2回戦に続くトップバッター2塁打か?)と思われたが、
塁審の判定は「ファール!」。

その後は、三振。

2番SHUTAは、ショートゴロ、RIKUも三振で無得点。





2回の表

ファーストフライ、センターフライでツーアウトから、
四球を1つ出すが、
SHUTAは、このファーストランナーを牽制で討ち取る。




2回の裏

KEIGOファーストファールフライ、
SHOGOもファーストファールフライ、
KAIは、キャッチャーフライで、

内野フライ3つでチェンジ。




3回の表

ショートライナーでワンアウトの後、
センター前ヒットのランナーをまたもファーストで牽制アウトに取る。

この日のSHUTAは、仲間の守備にも助けられたが、
自らも牽制アウトで随分ピンチを切り抜けている。

トップに帰って、
1番バッターにレフトオーバーの2塁打を浴びるが、
続くバッターをセカンドフライに打ち取る。





3回の裏

ITUKIライトフライ、
HYUMAライトフライで、
これで前回に続いて5人連続フライアウト。

「いいかげんフライを上げるなー!」とスタンドが騒ぎ出したところで、
9番KOSEIがレフト前にクリーンヒットを放つ。

ツーアウトではあるが、
足のあるKOSEIが2盗を決めたところで、
トップのTAKUROの振り遅れた当りが、
フラフラッとファースト後方に落ちて、
ライトのファールグランドをコロコロと転がった。

これを見て、セカンドランナーのKOSEIは、
一気にホームまで俊足を見せる。

9番、1番の打順が繋がって、
両チームが喉から手が出るほど欲しかった先制点を
EJがGETした。

(0-1)



4回の表

相手3番バッターが、いきなりセンター前に強いライナーを放つ。
ここまで完璧なセンター守備を見せていたRIKUが、
この打球の判断を一瞬迷った。

(突っ込むべきか、安全にワンバウンドで処理すべきか。)

結局、RIKUは果敢に突っ込むが、迷った分、
打球のショートバウンドの具合がよくなかった。

結局抜かれ、これが2塁打になる。

この場面で、浜田も1点差勝負を考えて、送りバント。
これが決まってワンアウト3塁。

次の5番バッターは強いセカンドゴロを放つ。

このセカンドゴロをITUKIはガッチリキャッチ。
さらに、サードランナーを1回チェックしてファーストへ送球。
ファーストHYUMAもサードランナーのチェックを忘れなかった。

これで、ツーアウト3塁。

(何とか、ピンチを切り抜けてくれ!)とスタンドは思ったが、

続く6番バッターにレフトオーバーを放たれ同点にされる。
しかし、後続は、サードゴロに打ち取って、同点で凌ぐ。

(1-1)





4回の裏

RIKUピッチャーゴロ、
KEIGOがサードへの内野安打で出塁しセカンド盗塁を決める。
SHOGOのサードゴロでKEIGOは三進しKAIの一振りにかけるが、
KAIレフトフライで無得点。




5回の表

サードゴロ、ピッチャーゴロで簡単にツーアウトを取るが、
相手1番バッターに四球を許す。

続く、2番バッターにセンター前ヒットを許すが、
ここでのRIKUの素早い判断による突っ込み、
そして送球がよくセカンドで、
ファーストランナーをフォースアウトに取る。

さらに、このRIKUのプレーに機敏に反応し、
セカンドベースに入ったITUKIのプレーも
見逃せないナイスプレーだった。


(1-1)






5回の裏

ITUKI三振、
HYUMAサードゴロ、
KOSEIがサードへの内野安打で出塁し、
TAKUROに繋ぐが、
セカンド盗塁が刺され無得点に終わる。




6回の表

浜田のクリーンナップとの対戦。
(このイニングが勝敗を分ける。)と
誰しも思ったはずだ。

3番をショートライナー
4番をセンターフライ
5番をセンターフライ。

いずれのプレーも簡単なプレーではない。

KAIのショートライナーは逆シングルでのキャッチ。
RIKUのセンターフライもRIKUだから、
簡単に落下点に入っている。


ここを守り抜いたところで、
「流れはEJだ。よし!いける。」と思ったが、
浜田も相当にしぶとい。





6回の裏

この回トップのTAKUROが内野エラーで出塁を果たす。

EJは、この試合始めて
トップバッターがノーアウトで出塁を果たした。

盗塁から、送りバント、
そして、スクイズで勝ち越しの1点GETのシナリオが見える。

塁上のTAKUROも十分にその事は理解していたが、
ナント、第二リードを取りすぎ、
キャッチャーからのファースト送球から
1,2塁間に挟まれてしまう。


(し、しまった!!)
(や、やっちまった!)

どちらかの言葉をTAKUROは心の中で叫んだはずだ。

挟まれながらもTOKUROは必死に走った。
ここでの自分のタッチアウトが、
チームにどれだけ痛手かを理解していた。

しかし、1,2塁間で相手側のボールのやり取りが3、4往復されるうちに
TAKUROは力尽きてタッチアウト。

セカンドベース付近から、
うなだれてサードベンチへ走って戻る顔は、
既に泣き出しそうな表情だった。

ワンアウトランナーなしとなって、
ここからSHUTAがピッチャーフライ。
RIKUがサードゴロで、
無得点でイニングを終える。


(1-1)





7回の表

流れが悪いところで、
絶対にトップバッターを出してはいけない場面。

ここでSHUTAは、
6番バッターをサードゴロ、
続くバッターをセカンドフライ、キャッチャーフライに討ち取った。

ここのピッチングもしぶとさが感じられた。





7回の裏

4番KEIGOからの打順。
トップのKEIGOが四球を選ぶ。
前回に続くノーアウトのランナーが出る。

俊足のKEIGOがまず盗塁を決め、
SHOGOが送る。
これでワンアウト3塁。

バッターはKAI。
(決まった!)と思ったが、
KAIは、2球目のスクイズをファールとする。

浜田も当然に、思い切った前進守備のシフトをしいている。

ここからEJはヒッティングに切り替えるが、
ここは、相手投手が勝って、KAIが三振。



さらに勝負で、ピンチヒッターにKEISHIを送る。

病み上がりとは言え、
スイングの速さは、KEITAかKEISHIかといわれる。

KEISHIは初球から積極的に振っていったが、
打球はピッチャーゴロ。

サヨナラを決めることが出来なかった。







バックスクリーンは、1-1の表示。


アナウンスが入って特別延長が伝えられる。


まるで、三年前のデジャブーのようなシーンだ。







8回の表

いきなりセンター前にクリーンヒットを放たれる。

(2-1)

「気にするな!1点はしょうがない。」
ベンチから声が聞こえる。



ここからSHUTAは、いやチームが踏ん張る。


守備位置にも手を入れる。
レフトにKEISHIが入って、
セカンドに回っていたKOSEIをライトに回し、
セカンドにはKEIGOをおく。


続くバッターをショートゴロで本塁フォースアウト。
さらに、ショーとフライと内野フライで、
失点1で特別延長の相手の攻撃を凌いだ。



ノーアウト満塁のピンチを失点1で凌いだとなれば、
流れは、完全にEJに来た。





8回の裏。

三塁ベースにKEISHI、
二塁ベースにKAI、
一塁ベースにSHOGOが立っている。

得点差は1点。
KAIまでが生還すればサヨナラとなる。

ここで、まず、トップのHYUMAが
カウント2-3まで粘って、
押し出しの四球を選んで同点とする。

(2-2)


極端な前進守備が敷かれる中、
続く、KOSEIはヒッティングで、
勝負を決めに行ったが、
ファーストファールフライ。

トップに帰ってTAKUROの打席。
ワンアウト満塁。

サードランナーは、KAI。
チームの中でも1,2を争う俊足。
思いっきりもいい。

監督は、初球スクイズを敢行するが、
ここは高めにボールが外されて、
これをTAKUROはバントの構えからカット。

さらに、カウント1-0からボールを2つ選んだところで、
再度スクイズ。

極端な前進守備ではあったが、
KAIの思いっきりのいい本塁への突っ込みで、
勢いを殺して転がされたボールを相手ピッチャーが捕球する時点で
既にKAIはホームベースに滑り込んでいた。



サヨナラ!!

スタンドが総立ちで熱戦の結果を讃えた。



(3-2)






      浜 田|0|0|0|1|0|0|0|1 || 2
イーストジュニア|0|0|1|0|0|0|0|2×|| 3

(8回特別延長)






途中、審判のジャッチに両チームが、
各々抗議するシーンがあった。

球場内が少しざわついた。



しかし、本当にナイスゲームだった。
今回は、たまたま、EJに勝利の女神が微笑んだ。



試合後、両監督はバックネット裏のスタンドで顔を合わせていた。

(その内、練習試合を・・・)

そんな約束を交わしていたようだ。




両チームの選手・監督に、心から拍手を送りたい。
本当にそんな試合だった。



(感謝!)


By mino

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1 コメント

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ドキドキした (名無し)
2011-11-22 16:08:08
僕は、このときすごくドキドキしていました。
でも勝ててよかったです。
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