こんにちは。天候は、雨。
関東は水不足、西日本は猛暑、中国地方は豪雨、北陸と東北は梅雨。地域差が激しい天候に、地球温暖化ヤバいのではないかと思わずにはいられません。節電節水ですね。
今日もよろしくお願いします。
東京電力・福島第一原子力発電所では、現在、廃炉に向けての作業を進めています。しかし、メルトダウンした核燃料は熱を出し続けるため、原子炉を冷やすために、今も水を注いでいます。
燃料棒に触れて汚染された水は、原子炉のある建屋の地下などに大量にたまっています。今月、この汚染水の一部が、地下水を通して海に流れ出していることが、明らかにならいました。
燃料棒にふれて汚染された水は、原子炉のある建屋の地下などに大量にたまっていますが、今月、この汚染水の一部が地下水を通して海に流れ出していることが明らかになりました。
国の原子力規制委員会は、きょう、専門家も参加した会合を開き、事務局の原子力紀勢町が東京電力に対し、「トレンチ」という地下トンネルにたまっている高濃度の汚染水が、下に敷かれた砂利の層にしみ出して海に漏れた可能性を指摘した上で、トレンチにたまっている汚染水を抜き取るよう指示しました。
これに対して、東京電力は、汚染水をいったん抜き出し、処理をして放射性物質を減らした上で、来年4月以降トンネルから抜き取る計画を示しましたが、保管場所や管理の方法は決まっておらず、解決のめどは立っていません。
データの変化は、海水でも確認されました。1号機の海側にある取水口付近で、放射性物質のトリチウムの濃度が、1リットルあたり100ベクレル程度で推移していたのが、5月から上昇に転じ、今月3日には1リットルあたり2300ベクレルと、4月の20倍以上になりました。
これを受けて、原子力規制委員会は10日に「高濃度の汚染水が海へ広がっていることが強く疑われる」という見解を示しましたが、東京電力はすぐには認めず、22日になってから、これを認めました。