シートタイプサンパネルの開発

金属シートやプラスチックフィルムにインクジェット印刷で作製する、多積層型太陽電池の開発日記

インクの製造

2012-09-02 16:21:57 | 自然エネルギー

中国から届いた銅粉はどうも色粉では無いかと思はれる。

電気を通しても、導通が有りません、抵抗も有りません、焼成が不十分なのかも知れないのですが、銅粉の中にテスターの+-を入れてみても

導通が有りません。残念ですが取り敢えずこの銅粉は諦めて、他の方法に切り替えます。過酸化水素+塩酸+精製水で銅を溶かし込んだ液を作る方法を選んでみます。

 

この液で銅を融かしてみます。分散材と、界面活性剤との関係が少し気になるのと、インクジェットのヘッドと酸の関係が気になります。Si(シリコン)も少し粒度が粗いようなのでアンモニア水に付けて融けないかテストしています、少しは融けているようなのですが。これらの金属が溶け込んだ溶液でインク製造が可能になればインク中の金属粉の沈降が限りなく改善されるはずと、期待しています。

(アンモニア水に入れて融けるのを待っているSiシリコンの粉末) 。

過酸化水素がすぐに手に入らなかったので取り敢えずオキシュールを塩酸の2倍(本当は4倍が適量なのかもしれません)入れて金属溶融液(そう名付けました)作製して銅片を入れてみました。最初は緑色の奇麗な色でしたが、段々と濃い色になり、4時間経過後はどす黒い色に変化し、確かに銅片は融けているようです。でも完全に溶けるまでにはかなりの時間が必要なようである。

うれしい報告も有りました、花王ケミカル様より、分散剤、と界面活性剤を4種類ご提供頂きました、心強い限りで感謝、感謝。

まだ手に入っていないのは、リン(P)だけですが。アルミ(Al)も粉末がAlかどうかの確認が未確認ですが、ここにきて少し遣らなければならない仕事が目に見えてきたようです。