天皇の子供と皇太子の子供、宮家の子供では行事の格の高さが異なる。
だから、成年式で天皇皇后両陛下に挨拶する「朝見の儀」では、挨拶する側が第一礼装であっても、両陛下の式服は異なる。
愛子様・・・・・両陛下 ホワイト・タイとローブ・デコルテの第一礼装
悠仁様・・・・・両陛下 モーニングとローブ・モンタントの昼の正装
父親の上皇陛下が皇太子時代に成年式を行った天皇陛下の成年式での「朝見の儀」では、昭和天皇がモーニング、香淳皇后がローブ・モンタントという昼の正装であった。
また、「加冠の儀」という男子の成年の儀式も、
皇太子・・・・・・・・両陛下は古式装束
皇太子の男子・・・・・両陛下はモーニングとローブ・モンタントの昼の正装
という形になる。
愛子様が天皇皇后両陛下に挨拶する「朝見の儀」は、これまでの決まりに従い両陛下もホワイト・タイとローブ・デコルテであった。
だから、皇嗣家の立場に配慮して、「朝見の儀」の映像は出さないのだと考えられる。
下の写真は三権の長への挨拶。
両陛下が第一礼装の時は壇上に上がる事になっている。
「皇位継承者では無い愛子様のお祝い事では、国民の代表である三権の長と同じ床に立って挨拶を受ける為に昼の正装にした」
という理由付けが出来る。