戦後男性皇族は学習院大学法学部政治学科で学ぶという形が慣例化した。
上皇陛下を始め秋篠宮殿下、髭の殿下こと寬仁殿下、桂宮殿下が政治学科で、高円宮殿下は法学科で学んでいる。
天皇の国事行為には以下の内容が含まれるからだろう。
(日本国憲法第7条第1号
天皇の国事行為は
「内閣の助言と承認」
が必要で責任を負うのも内閣。
だから、
「天皇はサインだけすれば良い」
という人も多いかもしれないが。
内容が全く分からないままサインだけして良いのか。
「天皇は日本の最後の砦」
という人もいる。
時の内閣の暴走による悪法の成立を防げるのは天皇だけ。
天皇には悪法にサインしない権利があるという解釈もある。
けれど、何が悪法なのか、誰が悪法と判断するのか。
そもそも、法学系の教員は左翼思想が強いと言われてきた。
指導教授の思想が反映されやすい大学教育で皇族方が学ぶ形は最適なのか。
上皇陛下は立太子の礼を済ませ、大学1年修了直後から半年かけて欧米を歴訪した為単位が取れず。
聴講生としてその後大学に通われた。 皇位継承には法学の勉強は必要だが、将来の天皇にとって法学部卒業が必ずしも良いとは言えないのかもしれない。
学習院大学の法科大学院の司法試験合格率は10%台。
学習院大学法学部出身という経歴が政治家、官僚、法曹界であまり評価されないようでは卒業する意味がない。
しかし、内廷皇族には学習院大学以外の選択肢は無いだろう。
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