招待状2

勇気を出して電話することに

「どーしたんですか？」明るく担当者が言う

「１月に賀詞交歓会があるらしいじゃない？」

「あーありますねー」

「届かなくてイイのだけど、招待状が届かないのは何故？と
　　聞けと言う人がいてさ・・・・行きたいわけではないの
　　　届かないことに不満があるわけでもなくて・・・
　　　　　一緒に行こうよと言われてて・・・」

笑いながら困ったように

「・・・えっーとですね・・・」

「まだ、そこまでの客ではないことも理解してるよ
　　招待状ちょうだいと言ってるわけじゃないよ」

「そーじゃなくて・・・社長そういう会、嫌いですもんね」

「うん、嫌い」

「気を使わせたくなくて～」

「忖度してくれてるのね」

「そうです」

「じゃあ、行きたいと言えば行けるのかな？」

「いや・・それは～　どーなんだろう・・」

「イイのイイの行きたいと言って行くことが出来ちゃうと
　　行かなきゃいけなくなるから、無理ですと言ってくれれば」

「じゃあ・・無理です」

「つまらない電話でスイマセンでした」

これで、とりあえず、Ｋさんに連絡できる

しかし、いくつかの疑問が・・・

そういう会を私が好きならば呼んでもらえたのだろうか？

ただ、貴方は呼びたくないといことなのか？

本当に、そこまでの客ではないのだろう

まぁ、結果良しなので深く考える必要もない