色が変わる不思議な宝石<アレキサンドライト> Alexandrite Ring
アレキサンドライト
(alexandrite、アレクサンドライトとも)は、
1830年、ロシア帝国ウラル山脈東側のトコワヤ(Токовой、Рефт)の
エメラルド鉱山(ロシア語版)で発見された。
金緑石(クリソベリル、BeAl2O4)の変種です。
発見当初はエメラルドと思われていたが、
すぐに昼の太陽光下では青緑、
夜の人工照明下では赤へと色変化をおこす他の宝石には見られない性質が
発見され、
珍しいとして当時のロシア皇帝ニコライ1世に献上されました。
巷説では、このロシア帝国皇帝に献上された日である4月29日が、
皇太子アレクサンドル2世の12歳の誕生日だったため、
この非常に珍しい宝石にアレキサンドライトという名前がつけられたとされている。
また当時のロシアの軍服の色が赤と緑でカラーリングされていたため、ロシア国内で大いにもてはやされたという説もあります。
6月の誕生石のひとつ。