emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

4号警備  第3話

2017-04-25 16:40:16 | 2017春ドラマ
第3話 

今回は獅子丸こと石丸賢吾(北村一輝)の過去が、結構詳しく描かれていましたね。
石丸は、過去に経営コンサルタント会社の社長をしていて、「攻めの経営、利益の最大化」とハラホームの社長・原(中山秀征)に指導していたようで。
そのかつての顧客は、今やブラック企業と言われ、自殺者まで出て、マスコミにも叩かれて。
それでも、息子にまで「負けたら終わりだぞ。勝つんだ」と教育

何もあえて石丸に警備させなくてもいいのに・・・とは思いましたが、石丸が少し前を向くことが出来たようで良かったです。

警備部長・池山幸雄(片岡鶴太郎)
「誰かが彼を守ってやらなければならない。身辺警護は身の安全を守るためだけのものじゃない。原社長は今、とても孤独なんだと思いませんか?石丸さんだからできる警護があるはずだ」
という言葉が、ヒントになったのかな?

「私はずっと自分の事を被害者だと思っていました。
 世間から袋叩きに遭って、会社を失い、家庭を壊して。正直世の中を恨んでいました。
 でも、自分が招いたことだったんですよ、全て。
 今になって分かっても仕方がないんですが。
 差しでがましいようですが原さん、あなたはもっと楽になっていい。
 負けてもいいんですよ。
 すべてを自分で背負う必要はない。
 それは経営上の…人生の大きなリスクですよ」
「人殺しなんかじゃない。お父さんは一生懸命だっただけだよ」
石丸が原親子に そんな言葉を掛けてあげる事ができるようになって、良かったです。
自分に言い聞かせている言葉のようでもありましたね。


社長・本田薫(木村多江)は、色気だけプンプン香る単なる二代目かと思っていたけど、要所要所では良い事を言っているような・・・
暴走しがちな朝比奈準人(窪田正孝)に対して、過去に父である先代が2号警備員が死んだ後に とても苦しんでいたことを話して
「無茶するんじゃないぞ!無事帰ってくる警備員が、一番優秀な警備員です!お願いしますよ」
と声を掛けていたけど、朝比奈の心にもちゃんと届いていたようですね。
死んだ後に残された者の苦しみを身をもって知っているから、
そして、先日命を助けた上野由宇(阿部純子)から、命を守ってもらえたことへの感謝の言葉を聞くことが出来た、というのもあるかな。

原の息子が、炎上している部屋の奥で動けなくなっているのを見て、
朝比奈は、息子を助けるために飛び込もうとする原を必死に止めて、
石丸は、子供を思う親の気持ちが分かって、原の代わりに火の海に飛び込んで・・・。
対照的な二人の行動でしたが、どちらの行動も理解が出来て、どちらの行動も悪いとは言えず・・・
とても印象深いシーンでした。
いつもは、朝比奈が飛び込む派なのですけどね。


「掛け算なんです。マイナスとマイナスは、時としてプラスに転じる事があるものです」
という池山の戦略により、朝比奈と石丸がコンビを組んでいるようですが、
だいぶお互いが分かってきたようなので、これからまたどう変化していくのかが、とても楽しみです!
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話
※公式HP(こちら
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小さな巨人 第2話 | トップ | CRISIS 公安機動捜査隊... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。