ハリケーンＡＬＥＸ（アレックス）通過

先週メキシコ北部で猛威をふるったＡＬＥＸがやっと通過しました。
ＡＬＥＸはカテゴリー２ということで、それほど強力ではないという印象だったのですが、なんと風はそれほど強くなかったものの、雨量が半端ではないくらい大量で、毎日毎日ただただ強雨でした。

モンテレイ市内を横切るサンタ・カタリーナ川が大氾濫し、川に架かっていた橋が２本崩壊し、両岸のメイン通りも無残にも侵食され大部分が崩れ落ち、通行止めとなりました。
私達はサンタ・カタリーナ川やその他の氾濫した小川からは離れた距離に住んでいるため、直接的な大被害はありませんでしたが、やはり通勤には支障があり、普段通っている道も水が溜まって通れない箇所が幾つかあり、通れたとしても水の中を恐々進むという状態でした。
水で隠れているため道路に大穴があっても見えず、旦那は3回くらい大きい穴に落ちてドスンドスンさせていました。
（ちなみにその時車の左側のタイヤの後ろ側のフレームの下が割れてしまい、それにより横の板が浮き上がって、激しい水力で取れて流されてしまったようで、タイヤの周りにあった細長い鉄板がすっかり無くなっていました。気が付いたのは翌日ですが・・・。）

でも、今回のハリケーンで家を捨てなければならず、避難生活を余儀なくされ、家も車も家具も失ってしまった人が数多くいます。命をなくした人も7名ほどいたそうです。
それを考えると車の一部の部品を失っただけですから、これで愚痴を言っていてはバチがあたりますね。

崩壊した橋や通りなど復旧にはかなり時間がかかるということで、清掃瓦礫の撤去などで数ヶ月かかり、その後再建が着工され、恐らく完全に再建されるには１・２年はかかるだろうとのことです。

未だに雨が続いており今週も1週間ずっと雨と雷の予報です。
昨夜も大雨で通りの信号も付いていなく、豪雨に埋もれながらも何とか家にたどり着きました。（こんな状態での運転続きでかなりストレスです。）
今日も午後からまた大雨になるそうで、これ以上大きなハリケーンが来ないようにと祈るばかりです。。。

聞いた話によりますと、1988年、今から22年前にやはりヒルベルトという大きなハリケーンがモンテレイを襲い、サンタカタリーナ川が大氾濫したそうで、これまで20年単位で大きなハリケーンが直撃しているそうです。
もしこれが本当であれば、次にハリケーンに襲われるのはあと約20年先。
私はその時にいるかどうかわかりませんが、これが本当かどうか知りたいものです。