教師時代も長野・メキシコで通訳を始めたばかりの時代も購買担当時代の前半部もまだ子供がいませんでしたので、本当に仕事に自分のエネルギーのほとんどを注ぎ込んでいました。
教師時代には、授業終了後、7時頃まで部活動指導、それから授業の教材研究やテスト作り、学期末の評価等の通常業務をしていましたので、いつも帰りは9時近く又は9時過ぎでした。テスト前や行事前には朝方2時まで学校にいて、3時に自宅に戻って、6時には自宅をでて出勤、などと言うこともしばしばありました。
それでも精神的にも身体的にも疲れを知らず、今思うと、毎日ハイテンション・猛スピードで働いていたように思います。
長野・メキシコにて通訳になったばかりの時代には、初めての製造業、初めての通訳業で、全くの素人が下積みなしでの現場実践でしたので、毎日が本当に驚くことばかりでした。
莫大な量のマニュアルを毎日毎日翻訳し続け、期日が近いと夜遅くまで残って翻訳をしたり、機械の故障でラインが止まっている中で日本人の方が急ぎの修理をする際に通訳で直るまで夜遅くまで立ち合ったり、翌日のグループ社長の30枚近くあったプレゼンテーションをほとんど徹夜で当日の朝方までかかって完成させ、早朝からそのプレゼンテーションの通訳に入ったり、出荷に間に合わないということで日曜日に出勤して手直しを手伝ったり等等、目まぐるしい毎日でしたが、とても充実していましたし、その中でとても多くのことを教えて頂きました。
今私がこの仕事で落ち着いてやっていられるのも、その時沢山の人に支えてもらい、多くの経験をさせてもらったからだと思っています。
その後結婚をし、別の市へ引越しし、通訳ではなく通常業務に就きたいと思っていましたので、購買部門で働かせて頂きました。
子供ができる前は、妊娠している間でも、残業したり、土日出勤をしてもそれほど苦になりませんでしたが、産休明けで職場に復帰すると、やはり以前と同じようには働けない自分がいました。
特に産休明けの最初の5ヶ月間は、怒涛のような毎日でした。
夜中も母乳をあげていましたので、2~3時間おきには起きていて、熟睡できない中、通常に出勤し、会社でも何回か搾乳、仕事も残業したくないので、定時に帰る為に猛スピードで1分1秒も無駄にしない勢いで毎日張り詰めた状態で仕事をしていました。
定時で帰っても家に着くのは、7時過ぎでそれから子供に母乳をあげながら、哺乳瓶と搾乳機を洗って、その合間に夕食、シャワー、翌日の保育園への準備。これでアッとい間に11時過ぎです。
その上、定時で帰れず、残業を何時間かしなければならなくなると、その分寝る時間が遅くなり、気が付くと夜中の1時2時ということもよくあり、会社での搾乳中に居眠りをして搾乳機を落としかけたことも多々ありました。
そこまでして母乳にこだわったのも、母乳が子供にとってとても良いことはもちろんのこと、小さいうち(生後3ヶ月)から保育所に一日中預けていて、母親として一緒に居られる時間がほとんどなかったので、「せめて母乳だけは、出なくなるまであげ続けよう」と心に決めていたからです。
定時で戻ってもほとんど子供と居る時間はありませんので、残業などした場合には、子供との時間は皆無に等しい状態になってしまいます。せめて夜間母乳をあげることでスキンシップは最低限続けたい、と思っていました。
子供の小さいうちはパートタイムや自宅でできる仕事ができれば、最高なのですが、私の現状ではそれもできないため、せめて最低でも定時で帰る生活に努めることにしました。
通常業務ですと他の部署や相手先の都合などで、仕事がいつも遅くなってしまい、定時帰宅がとても難しいため、やはり自分の力で調整がつけやすい通訳の仕事に戻りました。
幸いにも、現在の会社では採用時より定時退社を認めて下さり、会議などで定時で帰れそうに無い場合には前もって連絡して下さったり、定時過ぎに会議がずれ込んでしまった時でも、なるべく早く終わるようにして下さったり、時には代役を頼んで退席させて下さったり、と日本人の方々にはとても配慮して頂いているため、残業と子育てでストレスが溜まる、というような環境がなく、とても落ち着いて仕事をさせてもらっています。
今の職場の皆さんの理解と配慮にはとても感謝しています。
ただ、残業をいっぱいして頑張っている方々もいるので、そういう方々に対しては定時で帰るのが申し訳なく感じたり、時間外の急な対応ができないので、融通の利く独身者の方に仕事が依頼されることもあり、そうなると自分が当てにされていないことが実感され、寂しい気持ちにもなります。が、全ては手に入りませんので仕方ありません。
自分ひとりであれば(私の場合結婚しても同じでしたが・・・)、自分のプライベートの時間を潰してでも仕事をやり遂げ、自信や充実感や周りからの信頼を勝ち取ることに重点を置いて生活していけますが、やはり子供ができると全く違い、自分の仕事欲よりも、子供との時間が1分でも長く保持できるようにすることが重要になりました。
残業できない分、最低限の時間で効率よく仕事をする、時間内で終わらせられるよう依頼者と調整する、できない仕事はきちんと断る、ということを徹底して、なるべく勤務時間内で全ての仕事を終わらせるようにしています。
会社での仕事で成功するのも大切ですが、子育ても私の仕事ですので、会社での仕事を優先するあまり子育てで失敗していては、たとえ会社の仕事で成功しても私の人生全体で成功したとは言えません。
両方で大きな成功を達成するのは、私にはかなり難しいと思うので、せめて会社の仕事でも子育てでも小さな成功を少しずつ繰り返し、トータル的に「まあ成功したかしら」と思えるようになりたいと思います。
教師時代には、授業終了後、7時頃まで部活動指導、それから授業の教材研究やテスト作り、学期末の評価等の通常業務をしていましたので、いつも帰りは9時近く又は9時過ぎでした。テスト前や行事前には朝方2時まで学校にいて、3時に自宅に戻って、6時には自宅をでて出勤、などと言うこともしばしばありました。
それでも精神的にも身体的にも疲れを知らず、今思うと、毎日ハイテンション・猛スピードで働いていたように思います。
長野・メキシコにて通訳になったばかりの時代には、初めての製造業、初めての通訳業で、全くの素人が下積みなしでの現場実践でしたので、毎日が本当に驚くことばかりでした。
莫大な量のマニュアルを毎日毎日翻訳し続け、期日が近いと夜遅くまで残って翻訳をしたり、機械の故障でラインが止まっている中で日本人の方が急ぎの修理をする際に通訳で直るまで夜遅くまで立ち合ったり、翌日のグループ社長の30枚近くあったプレゼンテーションをほとんど徹夜で当日の朝方までかかって完成させ、早朝からそのプレゼンテーションの通訳に入ったり、出荷に間に合わないということで日曜日に出勤して手直しを手伝ったり等等、目まぐるしい毎日でしたが、とても充実していましたし、その中でとても多くのことを教えて頂きました。
今私がこの仕事で落ち着いてやっていられるのも、その時沢山の人に支えてもらい、多くの経験をさせてもらったからだと思っています。
その後結婚をし、別の市へ引越しし、通訳ではなく通常業務に就きたいと思っていましたので、購買部門で働かせて頂きました。
子供ができる前は、妊娠している間でも、残業したり、土日出勤をしてもそれほど苦になりませんでしたが、産休明けで職場に復帰すると、やはり以前と同じようには働けない自分がいました。
特に産休明けの最初の5ヶ月間は、怒涛のような毎日でした。
夜中も母乳をあげていましたので、2~3時間おきには起きていて、熟睡できない中、通常に出勤し、会社でも何回か搾乳、仕事も残業したくないので、定時に帰る為に猛スピードで1分1秒も無駄にしない勢いで毎日張り詰めた状態で仕事をしていました。
定時で帰っても家に着くのは、7時過ぎでそれから子供に母乳をあげながら、哺乳瓶と搾乳機を洗って、その合間に夕食、シャワー、翌日の保育園への準備。これでアッとい間に11時過ぎです。
その上、定時で帰れず、残業を何時間かしなければならなくなると、その分寝る時間が遅くなり、気が付くと夜中の1時2時ということもよくあり、会社での搾乳中に居眠りをして搾乳機を落としかけたことも多々ありました。
そこまでして母乳にこだわったのも、母乳が子供にとってとても良いことはもちろんのこと、小さいうち(生後3ヶ月)から保育所に一日中預けていて、母親として一緒に居られる時間がほとんどなかったので、「せめて母乳だけは、出なくなるまであげ続けよう」と心に決めていたからです。
定時で戻ってもほとんど子供と居る時間はありませんので、残業などした場合には、子供との時間は皆無に等しい状態になってしまいます。せめて夜間母乳をあげることでスキンシップは最低限続けたい、と思っていました。
子供の小さいうちはパートタイムや自宅でできる仕事ができれば、最高なのですが、私の現状ではそれもできないため、せめて最低でも定時で帰る生活に努めることにしました。
通常業務ですと他の部署や相手先の都合などで、仕事がいつも遅くなってしまい、定時帰宅がとても難しいため、やはり自分の力で調整がつけやすい通訳の仕事に戻りました。
幸いにも、現在の会社では採用時より定時退社を認めて下さり、会議などで定時で帰れそうに無い場合には前もって連絡して下さったり、定時過ぎに会議がずれ込んでしまった時でも、なるべく早く終わるようにして下さったり、時には代役を頼んで退席させて下さったり、と日本人の方々にはとても配慮して頂いているため、残業と子育てでストレスが溜まる、というような環境がなく、とても落ち着いて仕事をさせてもらっています。
今の職場の皆さんの理解と配慮にはとても感謝しています。
ただ、残業をいっぱいして頑張っている方々もいるので、そういう方々に対しては定時で帰るのが申し訳なく感じたり、時間外の急な対応ができないので、融通の利く独身者の方に仕事が依頼されることもあり、そうなると自分が当てにされていないことが実感され、寂しい気持ちにもなります。が、全ては手に入りませんので仕方ありません。
自分ひとりであれば(私の場合結婚しても同じでしたが・・・)、自分のプライベートの時間を潰してでも仕事をやり遂げ、自信や充実感や周りからの信頼を勝ち取ることに重点を置いて生活していけますが、やはり子供ができると全く違い、自分の仕事欲よりも、子供との時間が1分でも長く保持できるようにすることが重要になりました。
残業できない分、最低限の時間で効率よく仕事をする、時間内で終わらせられるよう依頼者と調整する、できない仕事はきちんと断る、ということを徹底して、なるべく勤務時間内で全ての仕事を終わらせるようにしています。
会社での仕事で成功するのも大切ですが、子育ても私の仕事ですので、会社での仕事を優先するあまり子育てで失敗していては、たとえ会社の仕事で成功しても私の人生全体で成功したとは言えません。
両方で大きな成功を達成するのは、私にはかなり難しいと思うので、せめて会社の仕事でも子育てでも小さな成功を少しずつ繰り返し、トータル的に「まあ成功したかしら」と思えるようになりたいと思います。