E’prouver(エプローヴ)                   茅ヶ崎にてリコネクション専門サロン

リコネクションⓇ・リコネクティブヒーリングⓇのご案内、日常の出来事など

前田先生から~

2008-12-29 10:27:29 | 日本文化の心にふれる会
皆さん、今年も残りすくなっくなってきましたね。

あわただしい、年の瀬をお迎えのことでしょうか?

e'prouverはここにきて、ゆったりとした時を過ごしております。

世の中の動きを冷静に見てる感じかな?

大好きな前田先生からメッセージが届きましたので、シェアさせてください。

来年はもっとお稽古に行きたいな・・・

武道の「道」とは神様に向かう道をさす。
合気道の創始者、植芝盛平師をはじめとした武道家たちは、
そのときどきの大本のスピリチュアルリーダーと出会い、
「三千世界の立替え立直し」という大きな志にうたれ、
それまで培ってきた技を大義に捧げる道を選んだ。
その志を感じて淡々と集まってくるものが稽古人である。

稽古は、神とひとつになる祭式であり、礼儀をもって静かに行われる。
腹で考え、腹から言葉を発した時代の日本では、腹をひとつにする者たちが
黙々と稽古を行い、静かに一弾となって集団行動をとることができた。
集団の中心となるべきリーダーは自ずと決まり、みなが自然にそれに従った。

しかし、明治になって英国式の軍隊が導入され、号令とともに行われる訓練が始まった。
合理主義、平等主義が生まれ、代わりに階級による支配が行われるようになった。
腰と腹が失われ、目に見えない秩序がなくなると
本来上に立つものが下になり、下のものが上に立つという状況が生まれた。

心は脳にある、と専門家が語るのを聞いたが、
はたしてどうだろうか?
「気が上がる」というように上にいくほど心の状態は悪くなる。
「ハラのすわった人物」というのは最高のほめ言葉だと思う。
「ハラで納得できない」ことには従ってはならない。

頭で知識を得る「学び」も大切だが、それはあくまで
外からの情報が内側にある情報を引き出すスイッチとなるからである。
大切な情報、大宇宙の真実はすべて小宇宙である自分の内側にある。
稽古によって自分の心の状態を澄み切った良いものにし、
宇宙とひとつになれば、自ずと進む道がわかってくる。

~・~・~・~・~・~・~・~
日本が「腹」で考える文化であったことは
海外の文化人や宗教家が注目し、多くの書物でも触れられています。
しかし、生活様式も考え方もすっかり西洋式になった現代、
それを実践する場はないに等しいといってよいでしょう。
純粋な型としてそれを伝え、稽古できるのが武道和良久である。
そのことを改めて実感しました。