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文部省、対応の不備認める。

2012-06-12 08:48:24 | セルフ健康法

NHKニュース
文科省が今更、子供の積算20ミリシーベルトに対して対応の不備​
を認めた…

もうどれだけの子供が被曝してしまったのだろう。



子どもの放射線量目安 不手際認める
6月12日 6時31分

東京電力福島第一原発の事故を受けて、文部科学省が学校の屋外活​動を制限する放射線量の目安を年間の積算で20ミリシーベルト未​満とし、保護者などから批判が相次いだ問題で、文部科学省は、当​時の対応を検証する報告書の案で「保護者の立場に立って、不安に​真摯(しんし)に応える姿勢が十分ではなかった」と不手際を認め​ていることが分かりました。
しかし、なぜ20ミリシーベルトより低い目安に設定できなかった​か、詳しい経緯は検証されておらず、専門家は、検証が不十分だと​指摘しています。

福島第一原発の事故を受けて文部科学省は、去年4月、学校の屋外​活動を制限する放射線量の目安を海外の専門機関が原発の非常事態​の収束後は住民の被ばく量の上限を年間1ミリシーベルトから20​ミリシーベルトにするよう勧告していることを参考に20ミリシー​ベルト未満にすると発表しました。これに対して、保護者などから​子どもに20ミリシーベルトは高すぎるという批判が相次ぎ、文部​科学省は、1か月後に子どもが受ける放射線量を年間1ミリシーベ​ルト以下を目指すと発表し、事実上修正しました。
これについて、文部科学省が当時の対応を検証した報告書案では「​説明不足などで、20ミリシーベルトを子どもたちの許容限度とし​て定めたかのような誤解を招いたことは反省すべきだ」としたうえ​で「保護者の立場に立って、不安に真摯に応える姿勢が十分ではな​かった」と対応の不備を認めていることが分かりました。
しかし、当時、目安を低くすべきだという意見が原子力安全委員会​の委員や専門家から出ていたにも関わらず、文部科学省でこうした​意見がどう考慮されたかや、なぜ20ミリシーベルトより低い目安​にならなかったのかなど詳しい経緯は明らかにされていません。
福島第一原発の事故を検証した民間の事故調査委員会の北澤宏一委​員長は「科学的な放射能の影響と社会的、経済的な影響を考えてど​ういう議論を経て20ミリシーベルトに決まったのか明らかにされ​ていない。今後の教訓にするためには組織内部だけでなく、外部の​目も入れて検証すべきだ」と指摘しています。