ということは，直江津まで車で行って，自転車道を走って，電車に乗って戻ってくるというのは６輪行ということにならないでしょうか。
さて，出発に際して事前にいろいろ調べてみたのですが，公式ページでは出発点の地名があるだけで，どこに車を停められて，どこからスタートするのかいまいち不安でした。ネットで探した輪行の記録や，山羊さんからいただいた情報で，直江津をとおりこして海に出て，海洋フィッシングセンターというところまで行けば何とかなりそうと当たりをつけました。
着いたのが１１時ころ。自転車道の入口はすぐ近くにあって，自転車道そのものがフィッシングセンターの駐車場の前を通っているので，これはいくらなんでもすぐわかりました。しかし時間が半端だったので，駐車場が微妙に満車。ちょっと困りましたが，他の場所を探すよりはと，空いているスペースに無理やり駐車という感じ。
次に来る時は平日か，もっと早い時間にしようと反省でした。
さて，久比岐自転車道といえば，事前調査の結果，必ずトンネルの写真が出てきます。
全部でいくつあったか，数えませんでしたが，案内によれば，一つを通過するのにに１分から２分といった距離。炎天下の中，ひんやりとして快適です。
そのうえ，いかな炎天下とはいえ，自転車道のすぐ横は，いくらでもほてった体を冷やすことのできる海。
なんて言って，はじめからその気で海パンをはいていったのですが，なかなかここぞという場所がみつからない。気分，気分，ちょっと海につかるだけでいいのです。
だからわざわざ海の家を使うのも何だし。（話はそれますが，長岡の当たりでは海の家というより浜茶屋という言い方が一般的。それが，このあたりはやはり海の家との看板になってます。）
財布等も持ったまま海に入るわけにはいかないし，どうしようかなと思っていたところで，こじんまりとした浜を発見。家族連れや若い人たちのバーベキュー。ここなら少しくらい大丈夫だろうと，自転車ごと寄り道してきました。
それで自転車道そのものはどうだったかというと，なかなかよかったです。海にそって８号にそって，間違うはずがないのに４回ほど道をロストしてあぶなかったですが。
国道と合体する能生の道の駅で大休止。といっても，汗でぐっしょりな上に濡れた海パン姿でレストランに入って食事する雰囲気ではなかったので，トイレで着替えだけして，あとは出発のときお茶と一緒に念のためにと買ったおにぎり１個を食べただけ。
そこを出発してから気づいたのですが，帰りを電車にするには時間がえらく半端になってます。ゴールまであと４キロという地点で，列車まで２０分そこそこ。ゴールから駅までの距離もわからないし。かといって次の列車は１時間１０分後。帰りも自転車のほうが早そう，という状態でした。
たまたまそこで，自転車道は国道とクロスして海際を走るのですが，ここで４回のロスト。右側に自転車道への出入り口の看板があります。
そして左側には，なんと駅が。
完走を目指すべきなんだろうなあ，と結構悩みましたが，この道ならすぐにでも来たいし，なにしろ今日の目的は６輪行。来週の夏休みに備えて輪行の練習もしておきたい。いまなら自転車をたたんで，十分列車まで時間がある。
ということで，列車に乗ることにしました。
今まで走ってきた感じで，あっという間かなと思ったら，直江津まで列車で３０分近く。そうなるとやっぱり自転車ってたいしたものだなあ。とあらためて関心しました。
糸魚川市に入ってすぐ，浦本の駅までで走行距離は３１キロくらい。直江津についてそれで終りかなと思ったらそこから出発点までさらに５キロ。
車を回収しに行くだけという気分だったところ，カーブを曲がったとたんに真っ青な海が目に飛び込んできて，こうやって一日海のそばにいると，ハワイみたい，というへんな感想をもちつつ帰ってきました。
家についたのは午後５時。シャワーをあびて３０分ほど横になってから，突然自転車屋さんへ。私もビンディングペダルつけました。今日は朝から峠越え４０キロ。ペダルの具合をためしてきました。が，その話はまた後程。
