この写真の本は数か月前に読んだ本で,細かい内容に触れようと思うともう一度読み返さなければいけないのですが,おおざっぱに言うと,童話のシンデレラはよく考えると自分ではなんの努力もしてないラッキーなだけの女じゃない?というところから始まって,それなら実物のシンデレラがいるから取材してみたら,みたいなお話。
それはそれでストーリーとしてとても面白かったのですが,強く印象に残るのはその主人公の三つのお願い。
小学校6年生の時,自分なんてこの世に必要ないのではないかと秘密基地に閉じこもって落ち込んでいた主人公のところに,貂に似た人が現れていろいろ諭してくれるという場面で,三つのお願いを叶えてもらえることになるのです。
一つ目は体の弱い妹が上部になるように。二つ目は大きくなったら両親と離れて暮らしたい。なのですが,三つ目のお願いがストーリーの中でも最後の場面まで明かしてくれない。
その三つ目のお願いというのが強くインパクトに残り,「ああ自分もそうありたい。」と思いながら,「ああ,だめだ。」,「やっぱりできない。」などなど,強く心に残っているので,生活の場面場面で引っかかってしまいます。自分でも三つのお願いを叶えてもらえるなら,もっともっと欲の深いお願いするんだろうけど,そのうち一つにはこのお願いを入れたいと思っています。
で,そのお願いというのがこれです。
「自分の周りにいる自分じゃない人にいいことがあったら,自分もうれしくなるようにしてください。」