米沢に来て
小田原は1年だけで、慌ただしい引越しを終えて、とは言っても、家の中は、まだまだダンボールの山です。
荷物の搬入がすんで、さあダンボールを開いていこうという週末、まさか高校以来の友人の告別式に行くことになろうとは。
引越し前の週末、小田原から築地のがんセンターに見舞いに行って、それからほんの2週間。覚悟はできていたけど、早かった。
その1週間前には、引越しができるかどうか心配していたのに、この日は、さすがにお通夜はあきらめて、山越で仙台経由。知り合いに救援物資を届けてから船橋の家に帰りました。
米沢ではまだ雪が山ほど残り、梅も咲いていないというのに、船橋も、告別式の会場に近い青戸公園も、満開の桜。
だんだん50を過ぎてくると、人の死にも慣れてくるような感じですが、この友の死は、悲しいというのとは少し違った不思議な感覚です。
正直、まだ、彼の死を語ったり、じっくり考える気になれません。
だから、語るならその時見た満開の桜。そして、夜道を米沢まで帰り、ヘッドライトに映る道端に残る雪。
そのあまりの対比なのですが、さすがに写真は撮れませんでした。