久しぶりの「ジプシーの図書室」です!!
去年書店でちょっと見かけて
今年図書館に予約してたけど、
順番なかなか回ってこないから もう、忘れてた(笑)
それだけ 人気があるんだろうね!!
・・・・面白かった!!!!
壮大スペクタクルなストーリーもいいけど、
こんな身近な話も面白いね!!!
短編集なんだけど、
どの作品も 読み応えあり!!
ジプシーがなんでこの本を予約したのかというと、
去年、書店で新刊コーナーにあったこの本を
何気なく取って ぱらぱらと少し読んでみたら
面白かったの!!
それは、ぱっと開いた中ほどにあった話で
「ハズバンド」。
ある日、夫の会社のソフトボール大会に
応援に行った主人公めぐみが知ってしまう事実。
他の若い社員の何気ない一言。
守備でエラーした夫に
「僕がカバーしますよ いつものことじゃないですか」
いつものこと・・・・。
この何気ない一言にどれだけの情報が詰まってるのか・・・
「どうやら夫は仕事ができないらしい」から
始まるこの短編(笑)
たぶん、妻がOLしたことなかったら
気づかなかったかもしれない小さな一言。
OL時代にやまほど見てきた、会社のお荷物社員。
そんな社員にみんな厳しかったし、
自分自身も厳しくしてきた
まさか・・・。それが 夫がそうだったなんて・・・。
今はめぐみは専業主婦。妄想はどんどん悲しい方向に膨らんでいく。
社宅や会社の集まりは
そういう上下関係がわかっちゃう時が
あるかもよね(笑)
夫が家でビール飲みながら
打てなかったプロ野球選手にヤジを飛ばすところをみて
心の中で「人のこと 言えるの??」とか
失敗したプロ野球選手の奥さんに同情するようになったり(笑)
確かに 職場結婚じゃなかったら
夫の仕事ぶりや 職場での立ち位置はわかんないだろう
いくら肩書は「OO課長」となっていても
窓際族に限りなく近い存在の場合もある・・・
内部に潜入しなくちゃわかんないよね(笑)
落ち込んでいても離婚もいやだ。
せめて職場でいじめられても お昼休みくらいはリラックスしてほしいと
手作りのお弁当を作り出す主人公が面白い♪
みんなは そんな事実を知ってしまったら
どうしますか・??(笑)
もう一つ、ジプシーが読みながら笑ってしまったのが、
新婚なのに 家に帰りたくなくなった男。タイトル「甘い生活?」
浮気とかそういうんじゃなくて
ただただ 帰るのが気が重い男(笑)
それは 妻ががんばりすぎる女だったから。
飲んで帰っても どんな時間でも待っていて
だしから取ったうどんを出してみたり。
最初こそは驚き、喜んでいたが
それが毎回なので とうとう憂鬱になってきている自分に気づく。
妻いわく、
「夫がレトルトやインスタントを食べるのを見たくないらしい」(笑)
周りに言うと みんながみんな「贅沢な悩み」と言う(笑)
でも、ジプシーは こんな男子の言い分が
痛いほどわかるので ほんとウケる。
たまにこんな女に遭遇するけど、(笑)
力が入りすぎているから 男は疲れるんじゃないかなあと思う
自然体にしてるなら 気にならないけど、
気になるタイプの女って
女同士のランチの席でも そんなこと言うもん(笑)
「これって冷凍食品じゃない?」とか
「無添加じゃないと絶対食べない」とか、
「生まれて一回もインスタントラーメン食べたことなーーい」とかね(笑)
本当に食べたことないなら気にならないけど、
そういうのが許せないというニュアンスで話す女がいるもんね(笑)
せっかくランチに来たのに 盛り下がるんだよね あははは
いつもはそれにこだわってていても
友達との外食くらいは 言わない気配りやゆるさがあった方がいい
そんなストレスフルな方がかえって体に良くない気がする(笑)
この男は 独身生活きままに生きてきたのに
急に窮屈になって どんべえも食べれなくなり
帰りたくない(笑)
女も、インスタントを嫌うような男と
巡りあったのならよかったけれど、
えてしてこういう組み合わせになるのは、
そんなストイックな男は、感激はせず、たぶんダメ出しに走るだろうから
それはそれで 妻の醍醐味はない。
だから簡単に感激してくれる、食にストイックじゃない
一人暮らしの独身男に 軍配が上がってしまうから
運命は皮肉かも(笑)
この妻に必要なのは 「ゆるさ」(笑)
たまにしてあげると 喜ばれるのに
どんべえ食べたいと言ってるのに 真っ向から否定する
でも 妻も女。そして新婚。
よき妻をしてる自分に憧れがあったりするから
最初はみんな この妻とまではいかなくても
けっこうがんばったりする(笑)
ジプシーリサーチでも 結婚したばかりの女子(初婚に限る・・笑)は、
生活にいかにどうがんばってるかの話が多い(笑)
それはそれでカワイイ。
この話の彼女も、
彼女なりに 新婚のシナリオに従ってるんだと思う(笑)
結婚したばかりの女子と 第一子が生まれたばかりの女子の
がんばりは めんどくさくても
多少大目にみてやるというのも
この男子にも必要なのかもね(笑)
料理本や育児書と格闘するのは
やっぱり最初は 理想通りにやってみたいから。
考えようによっては かわいい妻なのかもしれないわね うふふ
でも そのがんばりに いつしか夫が慣れ
無反応になってくると むなしさが伴い、
グチを言いたくなってしまう
だから 「夫のために」より「自分のために」。
頑張るより、楽しむ。 楽しんで家事をやって
その幸せをついでに分けてあげる感覚ですると
お互いに 摩擦が起きないかもしれないね(笑)
相手を変えるより 自分を変える方が簡単だから。
ほんと、身近にありそうな問題がいっぱい
リアルに描かれているので
一気に読んでしまうよ!!!!!
10代女子にはピンとこないかもね(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
@我が家の問題 (集英社 2011)
奥田 英朗著
去年書店でちょっと見かけて
今年図書館に予約してたけど、
順番なかなか回ってこないから もう、忘れてた(笑)
それだけ 人気があるんだろうね!!
・・・・面白かった!!!!
壮大スペクタクルなストーリーもいいけど、
こんな身近な話も面白いね!!!
短編集なんだけど、
どの作品も 読み応えあり!!
ジプシーがなんでこの本を予約したのかというと、
去年、書店で新刊コーナーにあったこの本を
何気なく取って ぱらぱらと少し読んでみたら
面白かったの!!
それは、ぱっと開いた中ほどにあった話で
「ハズバンド」。
ある日、夫の会社のソフトボール大会に
応援に行った主人公めぐみが知ってしまう事実。
他の若い社員の何気ない一言。
守備でエラーした夫に
「僕がカバーしますよ いつものことじゃないですか」
いつものこと・・・・。
この何気ない一言にどれだけの情報が詰まってるのか・・・
「どうやら夫は仕事ができないらしい」から
始まるこの短編(笑)
たぶん、妻がOLしたことなかったら
気づかなかったかもしれない小さな一言。
OL時代にやまほど見てきた、会社のお荷物社員。
そんな社員にみんな厳しかったし、
自分自身も厳しくしてきた
まさか・・・。それが 夫がそうだったなんて・・・。
今はめぐみは専業主婦。妄想はどんどん悲しい方向に膨らんでいく。
社宅や会社の集まりは
そういう上下関係がわかっちゃう時が
あるかもよね(笑)
夫が家でビール飲みながら
打てなかったプロ野球選手にヤジを飛ばすところをみて
心の中で「人のこと 言えるの??」とか
失敗したプロ野球選手の奥さんに同情するようになったり(笑)
確かに 職場結婚じゃなかったら
夫の仕事ぶりや 職場での立ち位置はわかんないだろう
いくら肩書は「OO課長」となっていても
窓際族に限りなく近い存在の場合もある・・・
内部に潜入しなくちゃわかんないよね(笑)
落ち込んでいても離婚もいやだ。
せめて職場でいじめられても お昼休みくらいはリラックスしてほしいと
手作りのお弁当を作り出す主人公が面白い♪
みんなは そんな事実を知ってしまったら
どうしますか・??(笑)
もう一つ、ジプシーが読みながら笑ってしまったのが、
新婚なのに 家に帰りたくなくなった男。タイトル「甘い生活?」
浮気とかそういうんじゃなくて
ただただ 帰るのが気が重い男(笑)
それは 妻ががんばりすぎる女だったから。
飲んで帰っても どんな時間でも待っていて
だしから取ったうどんを出してみたり。
最初こそは驚き、喜んでいたが
それが毎回なので とうとう憂鬱になってきている自分に気づく。
妻いわく、
「夫がレトルトやインスタントを食べるのを見たくないらしい」(笑)
周りに言うと みんながみんな「贅沢な悩み」と言う(笑)
でも、ジプシーは こんな男子の言い分が
痛いほどわかるので ほんとウケる。
たまにこんな女に遭遇するけど、(笑)
力が入りすぎているから 男は疲れるんじゃないかなあと思う
自然体にしてるなら 気にならないけど、
気になるタイプの女って
女同士のランチの席でも そんなこと言うもん(笑)
「これって冷凍食品じゃない?」とか
「無添加じゃないと絶対食べない」とか、
「生まれて一回もインスタントラーメン食べたことなーーい」とかね(笑)
本当に食べたことないなら気にならないけど、
そういうのが許せないというニュアンスで話す女がいるもんね(笑)
せっかくランチに来たのに 盛り下がるんだよね あははは
いつもはそれにこだわってていても
友達との外食くらいは 言わない気配りやゆるさがあった方がいい
そんなストレスフルな方がかえって体に良くない気がする(笑)
この男は 独身生活きままに生きてきたのに
急に窮屈になって どんべえも食べれなくなり
帰りたくない(笑)
女も、インスタントを嫌うような男と
巡りあったのならよかったけれど、
えてしてこういう組み合わせになるのは、
そんなストイックな男は、感激はせず、たぶんダメ出しに走るだろうから
それはそれで 妻の醍醐味はない。
だから簡単に感激してくれる、食にストイックじゃない
一人暮らしの独身男に 軍配が上がってしまうから
運命は皮肉かも(笑)
この妻に必要なのは 「ゆるさ」(笑)
たまにしてあげると 喜ばれるのに
どんべえ食べたいと言ってるのに 真っ向から否定する
でも 妻も女。そして新婚。
よき妻をしてる自分に憧れがあったりするから
最初はみんな この妻とまではいかなくても
けっこうがんばったりする(笑)
ジプシーリサーチでも 結婚したばかりの女子(初婚に限る・・笑)は、
生活にいかにどうがんばってるかの話が多い(笑)
それはそれでカワイイ。
この話の彼女も、
彼女なりに 新婚のシナリオに従ってるんだと思う(笑)
結婚したばかりの女子と 第一子が生まれたばかりの女子の
がんばりは めんどくさくても
多少大目にみてやるというのも
この男子にも必要なのかもね(笑)
料理本や育児書と格闘するのは
やっぱり最初は 理想通りにやってみたいから。
考えようによっては かわいい妻なのかもしれないわね うふふ
でも そのがんばりに いつしか夫が慣れ
無反応になってくると むなしさが伴い、
グチを言いたくなってしまう
だから 「夫のために」より「自分のために」。
頑張るより、楽しむ。 楽しんで家事をやって
その幸せをついでに分けてあげる感覚ですると
お互いに 摩擦が起きないかもしれないね(笑)
相手を変えるより 自分を変える方が簡単だから。
ほんと、身近にありそうな問題がいっぱい
リアルに描かれているので
一気に読んでしまうよ!!!!!
10代女子にはピンとこないかもね(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
@我が家の問題 (集英社 2011)
奥田 英朗著
うんうん♪人間って
表に出さないマイナスの面があるから
面白いよね!!!
人間なら誰しも抱いたことのある
ねたみやうらやみなどのマイナス感情。
それをユニークに書いてあるので
一気に読んじゃいました(笑)
享子さんも、「ハズバンド」でしたか♪
ふふ
「噂の女」!!今度読んでみます!!
ありがとう
でもそこがないと、イイ面がクッキリ見えてこないワケで・・・。
奥田さんってウラやカゲやドクの使い方がお上手な気がします。
ちなみに、やっぱり「ハズバンド」が一番ですね。
超有名な作家さんだけに、いろいろなサイトで
取り上げられていますが、かなり掘り下げてるサイトを
見つけました。
http://www.birthday-energy.co.jp/
毒っぽい感じが上手く作風に現れていて、それが魅力
でもあるとか。
大御所になる感もあるそうで、これからも期待!
新作「噂の女」を読んだのですが、こちらも面白かったですよ。
ぜひ。
なりました!!
けんさんは読書家だから、
すでに知ってたんだね! すごい♪
そっか会社員だったら 仕事ぶりは
ベールに包めるけど、
自営業だったら 隠せないね!!(笑)
そのおじさんは 夢を諦めちゃった人なのかもね(汗)
夢を叶えたけんさんが
ちょっと 羨ましいのかも(笑)
そしてもちろんこの本も読みました~。
俺も『ハズバンド』が一番面白かった☆
でも結婚してない俺はちょっと違っていて・・・
うちは自営の飲食店なので、誰からもその仕事ぶりを見られるので、たまに意地の悪い?お客さんにあーだの、こーだのとしつこく言われると「あんたはどんなけ仕事ができるげん!」って思ってしまって(汗
本当はそんなこと思っちゃいけないんだけど(反省
身近に似たような経験があるとリアルに話に入っていけますよね。