ブルゴーニュ シャンポール ミュジニー。一言で美味い。重いのが好きな人には少し物足りないかもしれないが、日本酒でたとえると上善水の如しの感。非常にスムース。ベリー系の爽やかな香り、甘過ぎないブルーベリーを思い起こす果実味、それを支えるミネラル、酸味。見事な調和。
ここしばらくフランス5大シャトーの村名ワインの飲みくらべを楽しんでいるのであるが本日が最後のポリヤックのワイン。この娘がなかなかなシャイ。初対面では本当の姿を見せてくれない。渋い、かたい、でもこの子は変わるという印象があった。15分位経っと少し柔らかく香ってきた。芯のある個性の片鱗を見せて来た。明日が楽しみである。
阪神デパート ワイン売り場の野中さんの勧めで買った、シャトー コス デスッルネルのセカンド。サンテステフ ド コス。象のラベルが特徴。2004年がビンテージ。典型的なボルドーそれに東洋的な雰囲気の演出。流石に素晴らしい、5大シャトーのセカンドだけはある。抜栓後のオーラのたち方がただ者てない事が直感できる。香り、味わいともゆっくりと味わう事ができるものである。
息子が初サラリーで買ってくれたワイン。普段からワイン飲みである事は知ってくれていてまた、イタリアワインを一時期好んて飲んでいた事も覚えてくれていた事にうれしさがある。また、ワインな自分では飲まない倅がまぐれでもこのワインを選択したのはすごい。イタリアワインで女王と呼ばれるバルバレスコ、そしてそのバルバレスコ村の農協がこれこそバルバレスコという物をまぐれでもうれしい。イタリア代表種のネビオッロを100%でベリー系の高貴な香りが立ち上がり味は果実味が口一杯に広がり微かな苦味とタンニンが全体を締める。余韻も長い。すべてがうれしい。息子よありがとう!
イル ボッロ、イタリア トスカーナのワイン。靴で有名なフェラガモ家の所有するワイナリーの物。メルローとカベルネソービニヨン、シラー、プチ ヴェルドのセパージュ。味わいはベリー系の果実味が大きく膨らみその中にタンニンが全体を引き締める。後味も長く如何にも私は高貴なワインであるかのような振る舞いである。今日の祭りごとの後に飲むのには少々もったいないが素敵なレディのために奮発した。