電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

レ・ミゼラブル 1998年

2009-11-28 21:07:33 | 映画
ヴィクトル・ユーゴーの原作、「レ・ミゼラブル」は、我が国では「噫無情(ああむじょう)」というタイトルで翻訳され、映画や劇だけでなく、ご存知の方も少なくないと思います。
そして、本日、1998年の映画をDVDで鑑賞してみました。

私は、以前の記事で書きました通り、原作はマンガでしか読んだ事がなかったです。ですので、どこまで原作に忠実かは分かりませんが、ダイジェスト版の割には、上手くまとめている、と思いました。
(この大作を、2時間でまとめようとすると、どうしても、ダイジェスト版のようになってしまうのも、仕方のない事でしょう)
また、マンガでは、1コマ、1コマの画像でしか感じられなかった事も、動画で再現するというのは、多くの発見もありました。

この映画のエンドは、マンガ版と同様に、ジャベール警部との絡みの部分まででしたが、原作は、これからも後、「ああ無情」という内容だそうですが。
このお話全体は、人の「愛」を中心にしておりますが、すれ違いも多く、人の世の無常観をかもし出しております。

少し、脱線させていただくと、主人公の怪力&タフさは尋常ではないですね(笑)。また、すんでの所で、ジャベール警部の逃げ身の早さといい、これがルパンを産んだフランスなのかなとも、思ってしまいましたが。
(さて、この物語のキーパーソンも口にしていた「共和政」は、フランス人にとって、「ああ無情」な歴史になるとは、、、)

全体的に、まぁよくできた方の映画だと思いますので、未見の方は、一度はご覧になられてみるのも、よいかもしれませんね。

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