コーカサス3ヶ国旅行アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの記録の総集編をまとめました。
この地域は、旧ソビエト連邦ですが、行くまでは、ヨーロッパなのか、中東なのか、アジアなのかよくわかっていませんでしたが、訪れてみると、街の雰囲気からすぐにヨーロッパであるということがよくわかりました。コーカサスは、紀元前からの歴史をもつ古い国で、史跡も非常に歴史の古い趣のある所が数多くありました。
前年に訪れた中央アジア3ヶ国と同じように、旧ソビエト連邦からの独立は簡単ではなく、、犠牲者を出しながらも、国民の団結と努力によって実現したということがよくわかりました。日本ではあまり報道されていないことが数多くあり、我々の認識の甘さを痛感しました。それだけでなく、長い歴史の間には、地理的に、ロシア、トルコ、アジアに囲まれ、交通の要所でもあることから、幾度にも渡り多民族からの侵略を受けてきた苦しい過去をもっています。
コーカサス3ヶ国と言っても、それぞれ異なる特徴を持っています。アゼルバイジャンは、カスピ海沖の油田や豊富な天然ガス資源をもち、「火の国」と呼ばれ、急速に発展しています。まさしく、お金持ちという印象を受けました。ジョージアは、ワインの発祥地であり、各家庭でもブドウの木を育ててワインを作っていてまさしく「ワインの国」でした。アルメニアは、世界で最初にキリスト教を国教にした国であり、古い歴史のある修道院が多くありました。しかし、アルメニアは、第1次世界大戦のアルメニア人大虐殺などの苦しい歴史をもち、今でも半数以上のアルメニア人は国外に住んでいるという状況です。