Funk's life

イチニチイチゼン。

震災に思うこと

2011-03-29 | 日記
ブログに何を書けば良いのか解らず、二週間経ってしまいました。
今後一年間、心は喪に服し、気持ちは前向きにと切り替え、今後、「日常」に戻りたいと思います。

先日、友人に聞いた被災された漁師さんの話が、深く印象に残ったので伝えたいと思います。

震災直後、これから津波が押し寄せる間際、漁師である主人は船で沖へ出て行き、奥さんと子供達は裏山へ避難、
お爺さんは家を見守り、家屋と共に津波に流され亡くなられたそうです。
僅かな時間の中、この究極の選択とも言うべき決断に触れると、守るべきものや生きる為の覚悟が伝わってきます。

漁師にとって船は命、船があれば家族を養える。船を守ること、それは命を繋ぐ事。

奥さんは陸地で留守を守る大切な存在、子供を守り大切に育てる役割。

お爺さんは、自分で建てたであろう家と共に死する覚悟をする。
それには足腰の弱った自分が山に逃げる際、足手まといにならない様にという思いもあったろう。

それぞれが、自分のフィールドと自分の立ち位置を把握していないと、即決し行動に移す事は出来ないし、
非常事態に家族が離れることは出来ない。
決断の遅れは、全滅という最悪の結果を生む。

私にその決断が出来るだろうか?

家族で考えましょう、大切なものは何か?腹を括って、生きる為の覚悟を。  合掌