さてさて、ブログをご覧いただいている方なら、「やっぱりLechnerかなぁ・・・」と思われるほどLechner(しかもC管)が多く登場しています。
で、オーストリアのもう一方の雄、シャーゲルですが、意外にも結構仲介したりしてます。
B♭管はHörsdorf Heavyのみですが、
C管は、Classic Line, Vienna, Hörsdorf Heavy, Hörsdorf・・・とそれなりに。今回、オーストリアからW-2001を仲介しましたので、マシンがツィルンバウアーの頃と内製に変わってからの印象を少し。ツィルンバウアーのマシン自体好き嫌いが分かれるようで、ドイツの方々は比較的マインル・シュミットのマシンを好むようです。
まず、今回仲介したW-2001。



軽さだけではなく、それなりに抵抗(良い意味での重さ)があり、とても良い楽器です。しかも前のオーナー(ウィーンの音楽の先生)はピストンの方が好きだとかで、ほとんどケースの中で眠っていたそうです。なので、状態も⭕。
一方で、以前も持ってましたが、ロータリー内製になってからのヘルスドルフ(ヘビーではなく)がこちら。




流行りの1・3番コンビネーショントリガーで、キーが3本ついてます(ウォーターキー含め4本)ので、重いと思いきや、めっちゃ軽いです。その代わりW-2001のようなチョッと重めの吹奏感はないです。でも音色はちゃんとシャーゲルです(笑)
ロータリー内製品は賛否両論で、楽器を替えるプロもいれば気にいるプロもいるそうです。僕のB♭管は内製のロータリーのハンス・ガンシュですが、とても軽くて吹きやすく、上から下まで気持ちよく鳴ってくれます。ロータリーっぽいか?と問われるとモンケ等に比べ重さはないですが(笑)。
今でも全世界中でシャーゲル愛用者は多いと思いますが、これだけ吹奏感変えても人気のあるメーカーはなかなかないですね。後、マーケティングセンスもバツグンです(笑)。
写真はムジークフェラインでの演奏会で使用された内製ロータリーのヘルスドルフ(キーはA・C)、ツィルンバウアー製友人のヘルスドルフ・ヘビー(バイエルン放送響の方所有品)、音楽の先生所有のヴィエンナ、右はヘルスドルフ・ヘビー(ヘッセン放送響の方所有品)、最後の手前がクラシックライン(奥は毎度の僕のハンス・ガンシュです。スミマセン。笑)。







最新のモデル(ベルリンとか)はまだ試したことありませんが、そのうち中古市場に出回るようになったら追い追い(笑)。シャーゲル、魅力的なメーカーです( ◠‿◠ )