トランペットの種類

伝説のヴィルトォーゾ(の弟子)

連投です(笑)。

梅雨の合間の五月晴れっぽいです。

さてさて、Jochenからオファーがありましたので、早速。

皆さまにとっての「憧れのプレーヤー」は誰でしょうか?今師事している師匠でしょうか?それとも”Bud”御大とか、マルサリス氏とか・・・。ハーセス御大は2回ほどお目にかかったことがあります。一度目はシカゴのオーケストラホールで終演後に楽屋に押しかけてサイン貰ったりしました。「日本はハナミとか言って桜見ながらサケ飲むんだろー?」とかよく日本のこと、ご存知でした。もっともワタクシ数十年前に師事していたT部センセイは御大の弟子ですので、ワタクシも孫弟子ってことで・・・(笑)。

2回目はケルンのホール(DVDになってる“マラ5”終演後)裏で。御大も結構なおトシだったので、ヨイショって感じでお歩きになってました。既に好々爺って感じでしたが。

話しをもとに戻しますと、伝説のヴィルトゥォーゾと言えば「ワタシ、失敗しないので」の“Unfehlbaren”、Eduard Seifert氏でアリマス。色々な伝説がありますが、有名なのはそれまで埋もれていたハイドンのコンチェルトを有名にした功績や、ブランデンブルクの2番を積極的に演奏して知名度上げていったことでしょうか。もともとはケルンのギュルツェニヒ(Gürzenich)スタートなのだそうです。今のGürzenichは結構好きで、マーラーはほぼ持ってます(笑)。

彼とF.A.Heckelは切っても切り離せない関係なので、3年前にBad Säckingen のトランペット博物館で伝説のG管とB♭管見たときは感動で震えました(←ヘンタイ)。ドレスデンでは伝統的にリヒャルト・シュトラウスを演奏する際にC管とG管使う、というのはヴィルトウォーゾ(Virtuoseのカタカナ表記、ムズカシイデス・・・)が関係しているのかもしれません。ま、アルペン初演してますしね。

で、プレーヤーとしてだけではなく、センセイとしても後々の有名なプレーヤー育ててます(詳細はむかーしの記事参照してくださいな)。

その8人の有名な弟子の一人、Erwin Wolf 氏の所蔵楽器からHeckelのC管以外でもう一本。あ、Erwin Wolf 氏はドレスデン・シュターツカペレの首席→NDRの首席でした。
ErwinWolf氏がご子息のDieter Wolf氏に、とフライブルグの楽器店に注文した楽器が今回のオファー品です(ようやくここまでたどり着いた・・・・)。

今となってはヴィンテージのSchilkeのC管、C5です。


3番スライドのリングが可動式(カレッジモデルみたいで“イヤ”というヒトもいるかもしれませんが、手の大きさに合わせられるので、実用的)、1番トリガーついてます。フライブルグのベアトラム(楽器店)のショップカードにも記載がありますので、間違いなくワンオーナーです。シルキー本社の台帳にもしっかりと載ってます。1973年製です。

で、このC5ですが、B♭管のセットがついてます(ショップカードに書いてますね。笑)。Dieter氏はミュンスター・フィルで活躍(Guidoの同僚)し、最近引退したそうです。

ヴィンテージのシルキー、やっぱりメッチャいいです。以前C2を所有してました(ピストンのインナーフェルトが赤くて、まだシリアルがメッキされた日の頃)が、シルキー特有の少し鼻にかかったような音色で吹きやすーい楽器でした。

値段はまだ聞いてません(ってか、ピストンの相場がよくワカラン、とJochenは言ってましたが)が、興味のある方、ヴィンテージシルキーマニアの方、興味あれば拍手コメントお願いします。

あ、ショップカードつけ忘れたのでここに貼っておきます。

コメント一覧

管理人
ぐっぴさん、T部センセイは見た目「本職」ですが、努力のヒトなので、色々勉強になりました。ピッコロ、オーバーホールの内容によりますね。清掃でカスが取れただけでも息の流れ変わりますし、今まで手の入らなかった管の抜き差しでバランス変わったりもします。でも絶好調で何よりです(笑)。
ぐっぴ
T部 門下だったのですね
私はつま恋での講習会で数回レッスン受けました

もう一人はボーニルソン(ハーデンベルガーの師匠)
でした
売ってもらったピッコロオーバーホールに出したところ
絶好調になりました 何が悪かったんだろ・・
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