トランペットの種類

Osterferienの前に

えーっと今週末(明日)からイースターですねー。
たまごの時期になりました。
散財の結果はもう少し時間がかかる(まだ日本に届いていない)ので、昨日オファーのあった楽器を紹介(^ ^)

F.A.HeckelのB♭管で、ほぼワンオーナーです。もともと、ザクセン州マイセンの教会オルガン奏者兼トランペット奏者の方が1916-20年の間に注文した楽器で、その後ご子息が引き継いだ楽器だそうです。
珍しくA管のエクステンションスライドが付きます。

楽器はドレスデンの工房でオーバーホールされていますが、フェーダーシュパンナー始めほとんどオリジナル状態だそうです。
ピッチはモダンピッチとバロックピッチの端境期にありがちで、若干高めらしいですが、主管で調整できるとのこと。

音色に関しては、正統派のヘッケルサウンドで、木管、弦ともよくブレンドするそうです。

右手の小指用にフックが後付けされていますが、ヘッケルシュネッケ(S字飾り)のところには指かけがありませんので、それなりに古い楽器であることがわかります。

約100年前とは思えないコンディションです。まだまだあるんですねーこういうお宝。特筆すべきはケースで、これはヘッケルオリジナルケースだそうで、楽器の形に合わせ、できるだけ中で楽器が暴れないようにしてあります。
現代のケースのように当時はまだまだパッドみたいなものは一般的ではなかったでしょうから、かなり考えられたものだと思います。

悲しいかなパリのノートルダム大聖堂が焼失する、という事故がありました。人類にとって貴重な遺産・財産は後世の我々がしっかり守っていかないといけませんね(笑)。

ということで、オファーは若干高め40諭吉(5年後は40栄一とかになるんでしょうか?)ぐらいです。

興味のある方、拍手コメントお願いします。


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