スーザン・ジョージのこれまでの著作、その集大成ともいえる内容だ。訳者も指摘しているように、ネグリやラトゥーシュのグローバリズム批判がやや抽象的な次元にとどまっているのに対し、スーザン・ジョージのそれは、経験的事実と自らの実践により、しっかりと地に足がついたものとなっており、オルター・グローバリゼーション運動という、グローバルな社会運動に明確な指針を呈示することに成功している。
目次
第1部 もうひとつの世界は可能だ!もし…
もし、私たちが問題の本質を理解しているのなら
もし、私たちが地球を救えるのなら
もし、私たちが推進者の正体を暴くことができるなら
もし、私たちがまぎれもない「敵対者」を標的にするなら
もし、西洋の内戦でヨーロッパが勝利するなら
もうひとつの世界とは、どのようなものなのか?―可能性のある未来像
第2部 もうひとつの世界まで、あと一歩だ!もし…
もし、私たちが誰も排除せず、協力関係をつくりあげれば
もし、私たちが知識と政治活動を結びつければ
もし、研究者・知識人が役割と責任を果たせば
もし、私たちが心の中の幻想を捨てられれば
もし、私たちが非暴力を実践するなら
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