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本と音楽とねこと

【名著】忘れられた日本人【再読】

宮本常一,1984,『忘れられた日本人』岩波書店(文庫,¥735)'10.12.30

 言わずと知れた民俗学の古典であるが、古老たちが紡ぎ出す数々の艶笑譚には思わずにんまりとしてしまう。夜這い、若衆宿、博労稼業、末子相続等々、興趣に富む習俗が次から次へと語られていく。そして、あっと驚くような、いまに伝わる言葉の起源の数々。最高におもしろい。

目次
対馬にて
村の寄りあい
名倉談義
子供をさがす
女の世間
土佐源氏
土佐寺川夜話
梶田富五郎翁
私の祖父
世間師
文字をもつ伝承者

日本全国をくまなく歩き,各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907-81)が,辺境の地で黙々と生きてきた古老たちの存在を生き生きと描き,歴史の舞台に浮かび上がらせた宮本民俗学の代表作.(解説=網野善彦)

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