坂口恭平,2024,絶望ハンドブック,エランド・プレス.(2.12.25)
苦しみの底で見つけたものは?『生きのびるための事務』著者がおくる、こころの深淵の歩き方。
坂口さんは、双極性障がいの当事者。
自我が、躁と鬱状態に引き裂かれ、平常もしくは躁状態の坂口さんが、鬱状態の自分に、延々と問いかけ続ける。
気が滅入るような、終わりのないモノローグ。
双極性障がい当事者の苦しみがひしひしと伝わってくる。
目次
第1章 絶望の分析
絶望へのアプローチ
絶望とはなにか ほか
第2章 絶望の渦中で
絶望状態の苦しみ
脱出1日目 ほか
第3章 絶望の変調
絶望と現実
道具としての絶望 ほか
第4章 絶望と生きる
原点に戻る
絶望の世界 ほか
付録 絶望状態のメモ