本書には、『世界の99%を貧困にする経済』を補強する論説が収められている。
大部の書物であるが、読んでおいて損はない内容だ。
格差は、冷徹な資本主義の結果ではない。1%の最上層が、自分たちの都合のいいように市場のルールを歪め、莫大な利益を手にし、その経済力で政治と政策に介入した結果なのだ。だが格差の拡大は、経済や社会の不安定と混乱をもたらし、やがてはすべての人々を危機へと導く―。この負の連鎖を止めるために、我々はいったい何をすべきなのか?ノーベル賞経済学者スティグリッツが、すべての人によって繁栄が共有されるための道筋をしめす!
目次
Prelude 亀裂の予兆
第1部 アメリカの“偽りの資本主義”
第2部 成長の黄金期をふり返る(個人的回想)
第3部 巨大格差社会の深い闇
第4部 アメリカを最悪の不平等国にしたもの
第5部 信頼の失われた社会
第6部 繁栄を共有するための経済政策
第7部 世界は変えられる
第8部 成長のための構造変革
余波 すべての人に成功の基盤を
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