丹波哲郎じゃあるまいし「死んだらどうなる」なんて考えても無駄なこと。死により「私」に関わる事象はすべて永久に消滅する、ただそれだけのことだ。
こんな当たり前のことが恐怖で承認できなかった子ども時代、とめどなく死の意味について夢想したものだ。
そんな子ども期の想念を思い起こさせてくれる一冊である。子どもの妄想をはるかに超えたアイディアもあって、楽しい。
目次
死んだら足し算
死は、人の上に人を作らず、人の下に人を作らず
おともだちの輪だけでできている死後
種はすべりおちる
おおきな女に寄生する死後
ひきこもりの神がいる死後
死後は夢の競演
死にもいろいろある
片割れのいない死後なんて
お釈迦様でもご存知あるめえ!〔ほか〕
死んだら、私たちはどうなるのか? 独創的な脳研究で世界的に注目される若き天才が、想像力のありったけを吹き込んだ。
震撼し、唸らせられ、ほろりとし、微笑むうちに、生きることの意味が浮かび上がる。
この本は、私たち自身の姿を映す「鏡」なのだ。(茂木健一郎)
「この小さい本はどこをとっても、想像力に満ちている」(ロサンゼルスタイムズ)
「なんと独創的! この本を読んで、あなたも仰天してください」(タイム誌)
「詩的な思考実験……それも感動的で素敵なウィットに富んだ」(ニューヨークタイムズ・ブックレビュー)
「小さな作品それぞれが、時間や信頼または記憶といった大きなテーマての端緒となっている」(ネイチャー誌)
「想像力に富んで、創意に満ちている」(ウォールストリート・ジャーナル)
「死を避けられる人はいない。死後という室内ゲームでは何が起こりうるのか、そこで何を見つけるのか、神経学者は無邪気にそしてシニカルに神と死後の40の世界を見せてくれる」(テキサスマンスリー誌)
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