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キース・ジャレットの非公式ライブ音源には、そのまま公式リリースされてもおかしくないものが少なくない。
この作品もその一つで、ゲイリー・ピーコック(ベース)、ジャック・ディジョネット(ドラムス)の演奏もピカイチなんだけど、なんといっても「ピアノに歌わせる」キース・ジャレットの演奏がスゴい。
この年であったか定かではないが、大阪・中之島のフェスティバルホールで、キース・ジャレット・トリオのコンサートを見たことがある。
キース・ジャレットは、聴衆のマナーが悪い(咳をすることも含む)と演奏を中断するほど繊細で、一音一音に全身全霊をかけていることからくる緊張感が半端なかった。
脳梗塞による麻痺により二度と見事な神芸を見ることはできないだろうが、すばらしい音源を堪能している。
March 20 1996 Orchard Hall Tokyo Disc 1
March 20 1996 Orchard Hall Tokyo Disc 2
(画像は、名盤、「ザ・ケルン・コンサート」のジャケ。)
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