ガブリエル・ガルシア=マルケス(鼓直訳),2024,百年の孤独,新潮社.(1.15.25)
世界46言語に翻訳され、5000万部を売り上げている世界的ベストセラー。
宿業を運命づけられた一族の、目も眩む百年の物語。
1820年代からの100年間の、マコンドという地でのブエンディア一族の盛衰を描く。
入植、内乱、バナナ農園労働者の虐殺、古屋敷をさまよう死者の霊、150年を生きる老婆・・・おびただしい数の人物が現れ、奇矯な人生を生き、死んでいく。
リアルな世界にありえないできごとが挿入され、現実と空想の境界が次々に破壊されていく。
マジック・リアリズムの傑作だ。