http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/thu/50721.html
あまりに悲惨な出来事に胸が痛みます。ご冥福をお祈りします。
電動床ずれ治療器具から出火?1人暮らしの障害女性死亡
21日午後2時10分ごろ、大分県別府市千代町のマンション6階に住むNPO法人職員五十嵐えりさん(25)から「布団が燃えています。体が不自由なので動けません。助けに来てください」などと携帯電話で2度、119番通報があった。
消防隊員が駆け付け、燃えるベッドの上でぐったりしていた五十嵐さんを運び出したが、やけどを負っており、間もなく死亡した。
別府署などの調べでは、ベッドを中心に約4平方メートルを焼き、ベッド中央にあった電動床ずれ治療器具付近が激しく燃えていた。マンションは安全のためオール電化になっており、ほかに火元になるものがないことから、治療器具から出火した可能性があるという。
五十嵐さんは1人暮らし。交通事故で数年前に脊髄(せきずい)障害になり寝たきり状態で、ヘルパーの介護を受けながら生活。当時、ヘルパーは買い物に出かけており、五十嵐さんから携帯電話で「すぐに戻って来て」と助けを求める電話があったという。
マンションは7階建てで、五十嵐さんの勤務先のNPO法人「自立支援センターおおいた」がバリアフリーマンションとして建設。1階が駐車場、2階が法人事務所、3階以上が障害者らの住宅だった。
五十嵐さんは、在宅でパソコンを使って、障害者の自立を支援する仕事をしていた。
(2007年4月22日22時18分 読売新聞)
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