17年以上むかしのこの記事が、バズったというほどではないとしても、ふだんはないアクセスの数に驚く。
何ごとかと思いきや、こんなニュースがでてたのか。
犯罪を繰り返した58歳の知的障害者が「ぼく、やっぱり戻りたい」と語る支援施設 近隣は反対、行政は圧力…それでも受け入れ続けた
なんともやるせない話ではあるが、この障がい当事者が、現在は落ち着いて地域生活ができていることが、救いでもある。
けっして許されない傷害事件を引き起こしたのだから、一生、隔離しておくべきだ、とは、自らが犯罪被害者となる可能性がほとんどない、非当事者の自分勝手な言い草でしかないだろう。
殺人、傷害事件の加害者の比率は、「障がい者」枠よりも、「健常者」枠の方がはるかに高いことは、当然、ふまえておかなければならないとして、「障がい者」が加害者とならないよう、手厚いケアと再犯防止のプログラム、そしてそれらに必要なhuman effortをじゅうぶん確保できていること、問われなければならないのは、そこだろう。