鈴木邦男,2016,<愛国心>に気をつけろ!,岩波書店.(11.19.24)
日本への愛を汚れた義務にするな!「愛国運動」に身を投じてきた著者が、排外主義が高まる現代に覚悟をもって挑む。
右か左かではなく、マトモかクズか。
その点で言うと、鈴木さんは、まごうことなきマトモな右翼であった。
自由と平等、生存を保障するしくみとしての社会を、内発的に支持し、維持する努力を続けること、そこにおいてしか「愛国」のよすがはないことを鈴木さんは教えてくれている。
目次
第1章 美しいが、毒ももつ“愛国心”
第2章 スローガン化した政治の危うさ
第3章 自由のない自主憲法か、自由のある押しつけ憲法か
第4章 “愛国心”が汚れた義務となるとき