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本と音楽とねこと

自虐の詩

 なにか気にくわないとすぐにちゃぶ台をひっくり返すパンチパーマのちんぴら、イサオ(阿部寛)。薄幸の内縁の妻、幸江(中谷美紀)は、ちゃぶ台DVに耐えながら、ラーメン屋でかいがいしく働き、労賃は、パチンコ屋に入り浸るヒモのイサオにひんむかれる。
 途中から、幸江の過去が挿入される。幼いころから不幸のどん底にあった幸江は、上京し、シャブ中のストリートガールに身を持ち崩す。そんな幸江を救ったのがイサオだった。更生施設から出所した幸江とイサオは、大阪・通天閣近くの下町で、おんぼろ木造アパートでの生活を始める。
 妊娠した幸江を捨てて家を出るイサオ。幸江はラーメンの配達中、陸橋から転落し意識不明の重体に陥る。それを聞いたイサオは病院に鬼走る。幸江は回復し、改心したイサオと小さな幸せをつかみ取る。

 中谷美紀と阿部寛の役作りが秀逸。あまりにベタなストーリーを気にしなければ、けっこしんみりくるものがある。日本映画もそうそう捨てたものではない。

自虐の詩

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