新しく空き地になった場所に気づき
「あれ?ここってどんな建物が建っていたんだっけ…」
ぽっかり空いた違和感をモザイクの時間が塗り替えていく
思い出すことを忘れ去ったとき
時代が過ぎていく
あなたが突然いなくなったことを
どうしても受け入れることはできなかった
本当に無理だと
今でも思う
生き生きとした
あなたの声と
あなたの笑顔は
今にも届けられそうで
突然いなくなったあなたを案じて
悲嘆はしないけれど
残された人の悲しみや不安
残した人を愛するあなたの辛さを思うと
とてもやりきれなくて
だから
あなたに届くように
真っ直ぐに
想いを送る
「大丈夫だよ。僕が守るから。」
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