群衆の中の猫

日記のタイトルは、映画や本、歌のタイトルをもじっているものが多いのだが、
気づいてくださっているだろうか(笑)

昨日、古本屋でキングの「スタンド」と、よしもとばななのエッセイを買った。

実はよしもとばななの小説は一冊も！読んでいません。

エッセイは悪くないと思う。
ではなぜ小説は読まないかと言うと、書店でバイトしてたときに、
彼女の本の包装を死ぬほどやったから…。
あのすてきな表紙をみただけでもう辟易。

当時、クリスマスシーズンになると、
村上春樹やよしもとばななの本をプレゼントする人が本当に大勢いたのです。

村上春樹も「ノルウェイの森」で大ブレイクしていて、あの赤と緑の本を、
ばなな以上に何冊包んだかわからん。
（でもあれ、プレゼント向きの内容でしょうか？）

さて、よしもとばななが「知の巨人」思想家の吉本隆明の娘であるのは有名ですが、
実は漫画家のお姉さんもいらっしゃる。

お姉さんはハルノ宵子というペンネームで、
最近「それでも猫は出かけていく」というコミックエッセイを出しました。
新聞の書評でも絶賛されてるのですが、まあ圧倒されるほどの猫バカ。
ご両親の介護に加え、自らもガンの闘病をしながら、
怪我や病気、垂れ流しの猫を迎え入れ、何十匹もの野良猫の不妊手術を行い…。
まさに猫界のマザーテレサ！

声高に動物愛護を訴えるのではなく、長いスパンで猫たちの生活を守り、
その観察力や行動力は並大抵ではありません。おすすめ！

キングの話はまた今度。

寒くて眠くて疲れている。
このどろどろした体の重さは、
まさにスティーブン・キング的な何かが口から出てきそうな……（笑）


カメラが嫌いでフテくされる猫ども。


寒風吹きすさぶ中、家に迎え入れた私の恩を～～、


わかっちゃいねえな。

それが、猫。