京都•左京区 フェルデンクライス/アート/ダンサブルな暮らし

身体と芸術、社会とのつながりを実践しながら研究活動を行う。
発達教育学/ソマティクス教育/表現文化

京都 実践フェルデンクライスプラスα1回目無事終了。

2013-05-26 | Staff diary

京都にて実践フェルデンクライス+α第1回目を実施しました。

“あなたは、どこから来て、どこに居て、これからどこへ行きたいか?”というテーマのもと一日をすごしました。

当日は、9名の方が参加してくださり、学生、教員、鍼灸師、心理カウンセリングやボディーワークに従事されている方が集まりました。

初めてフェルデンクライスを体験される方も多かったので、

午前中は、簡単なフェルデンクライスの紹介から入りレッスン体験を行いました。 

午後は、メソッドのメカニズムを捉えながら実際に実践者がレッスンで行おうとしている事をデモンストレーションを交えて体験してもらいました。難しい、高度な事をしているといったコメントも出ながらも実際に身体がほぐれていく様子や人に寄って触り方や違う面白さ、そして気持ちがよければ全ていいか~といった感想もでてきました。

 最後は、“暗闇を観る”という目のレッスンを行いました。私たちのはじまりは、お母さんのお腹の中です。お腹にいたころは、どれほど暗かったのでしょうか?また、植物が育つ前も種を土の暗闇の中にいれます。何かが生まれるときは、暗闇からなのかしら?と思いを巡らせながらのレッスンでした。

明るさ、ポジティブさ、わかりやすさなどが大きくクローズアップされる中で

生まれる場所の起源である暗闇を探し、楽しむ過程を味わいました。一体、暗闇を体験した後は、目は、どんな光を求めるのでしょうか?今、眺めたい、見つめたいと思えるものは変化するのでしょうか?

***

レッスンの途中に来んな話もでました。

新しい事を学ぶには、少しのチャレンジと心地よさ、そしてお休みが大切という話もでたため、レッスン中は、眠くなったら寝る事を優先させたり、自主的にお休みを取る姿が見えました。

休む=さぼる、怠惰である。という感覚を変えて取り組んだ為レッスン中は、多いに寝ていただいたり、休憩していただきました。そして、その後のすっきりした感覚やいつもの睡眠との質の違いを感じていただけたようです。

とても興味深かった事は、ゴールフリーで、ただ観察する、気づくという日をじっくりと過ごした結果。

作業の最初に掲げたこうありたい、これを成し遂げたいと思っていた実感がもう少し肩の力の抜けたシンプルな希求を呼び起こせたようにも思えます。作業の後に再度、今はどこに行きたいか?という問いをもう一度感じてみると、五感に関する事や食欲、休息への欲求が多く現れました。これは、面白い点だと思いました。また、『大勢でわいわいしたい事が好きだと思っていたが今は、1人になりたいと感じている』『何かを分かろうとしたり、理解しようとしてここへ来たが、分からなくてもいいかな~と言う思いになって来た』等面白いフィードバックもありました。

 

社会が私たちに求めているニーズと自分を満足させる身近な欲求は、必ずしも同じだとは限らないと思います。でも、身近な欲求にしっかりと気づき実現させる力を付ける事で、社会にも貢献できる力がついたり、周囲のニーズと自分の興味をそわせながら活動してゆく場所を実現できるのではないかと気づかされた一日でした。

 

作業を共にしていてこれらの事は、自分1人では体験することができず、本当に場を一緒に作ってくれているHUBのメンバー、ワークトレードに顔をだしてくれた学生たち、参加者の皆さんにココロから感謝しています。

 

次回は、ワークショップ企画プロデューサーの中野民夫さんとのコラボレーションで6月30日、7月28日を予定しています。

 

☆内容は、

6月30日『自分が本当にやりたい事は何だろう』

7月28日『思いをカタチに!』と連続でお届けします。

両作業日とも午前中は、フェルデンクライスや身体を動かす事で自分の感覚や希求に近づく時間を経てから午後の中野さんの時間につなげたいと思います。

 

中野さんとは、京都自由学校でも5月19日にわら天神社にてコラボレーションワークショップをしたところで音楽と動き、自然を交えた豊かな時間を参加者のみなさんと過ごしたところでした。また、ご一緒できるのがとても楽しみです。

 

今日は、本当にありがとうございました。

お楽しみに~♫


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