忍びの国

映画を2回見た後に読みました。
映画は原作を結構忠実に再現しています。台詞とかマンマも多いので映像が浮かんできて楽しく読めました。

原作を読んで考えたのは、無門と平兵衛の共通点。
人を愛する気持ちと執着心を持っていた。
理不尽で許せない物事に対し、諦めなくても良いほどの腕を持っていた。
他の殆どの人は関心をお金にもっていき誤魔化したり、ただ諦めるしかなかったんだろうな。それ以前に、仲間の死が日常茶飯の生活の中で感受性の問題もあったかもだけど。

無門と平兵衛が同門だったらどんな物語りになったのかなぁ。史実を覆す展開でハッピーエンドになったかも。２人の間柄が残念だったので、そんな楽しいだけのお話も想像しちゃいました。

やっぱり和田さん面白いです。村上海賊、読もうかな。



　「忍びの国」和田竜