ガジュマルやインドゴムノキ、ウンベラータを育てていると、幹に突起が出てくる事があります。
![]()
これは気根と言うもので、読んで字のごとく"空気中にある根"ですね。
この気根は植物によって役割が異なっていて、例えば活着するためだったり、酸素を吸う為だったり様々ですが、イチジクの場合は支柱根と言う分類の気根になります。
一般的に高湿度条件で出ると言われていて、ガジュマルの気根発生を促す為に袋を被せるやり方がありますが、どうして高湿度で気根が発生するのか、知る人はいなかったので調べました。
この気根はなぜ出てくるのか?
それは、空気中の水分を吸い取る為ではありません。
どうやら、やはり気根は地下水が潤沢な条件下で成長するようです。
複数の地域でガジュマルの気根の成長を測定し記録した調査では、気根は75%以上の高湿度で最も活発に成長しますが、土壌に水が不足している時には成長がほとんど見られませんでした。
湿度と気根には強い相関があるものの、土壌の水の利用可能性が低い時には成長が制限せることから、気根の成長は根からの水分に依存している事が解ります。
また、気根の多くは地上から1,2m付近に集中していて、これは根からの水分の移動のしやすさが関係しているようでした。
また高過ぎると風の影響で乾燥しやすいのも理由の一つのようです。
以下気根発生の条件をまとめると、
・成熟した幹である。
・土壌の水の利用可能性が高い。
この2つだけです。
実際に75%以下でも気根の成長は観察され、高湿度の時は植物自体の蒸散が抑えられるので、必然的に水の利用可能性が高くなる事が予測されますので、湿度とは無関係に「水の利用可能性が高いか否か」が重要な様です。
よって、袋に被せなくても気根は自然に出てきて、勝手に成長するものですが、全く出ないよと言う人は、水を与える量が不足している事を示唆しています。
今一度見直して見ましょう。
お読みいただきありがとうございました。
一部には研究する人もいるだろうが、それが全てはなく、「単なる参考例」として考えること。
植物の栽培は工業製品のようには行かず、全てがアナログでファジーなので、気根が出る理由など研究しても無駄。
ちなみに、私は膨大な量の植物を栽培してきているが、同じ種類を複数(10鉢以上)栽培することも多い。
が、条件は同じでも結果が同じにならないことだらけだから。
始めは本や文献に頼りがちになるが、それがいかにあてにならないことはいずれわかるだろう。
それには20年30年かかるかも。
50年やってもわからないことだってあるんだよ。
とにかく、杓子定規に考えないこと。
ここに書いてあることは気根の詳細を調べた文献を参考にしています。
以下調査方法。
52本の木から無作為に選ばれた8本の成熟したFicus microcarpaを対象とした、同環境条件下で育った木で調査された。
木の年齢は約30年で、健康的な個体を選抜。
樹高は9.0から12.0m幹径(直径)は0.24mから0.55mの範囲。
各Ficus microcarpaの気根の発生点を特定し、その中心点からの距離を測定。
気根のクラスターごとに直径を測りバイオマスを計算。
タグを気根に付け基準点を定める。
12カ月にわたって毎週伸長を測定。
調査期間中は平均気温と相対湿度の記録も香港天文台から取得され、気根の成長や環境条件との関連を評価。
細胞構造を詳しく調査するために、柔軟な気根の切片を作成し、顕微鏡で観察。
①樹幹の近くに多くの気根が集中していること。
②湿度が高い環境条件下で気根の成長が促進され、地面からの水分供給が豊富なためであると考えられること。
③"②"を裏付ける気根の解剖学的構造から、成長のメカニズムは主に樹幹や地上部からの水分であることが確認されたこと。
以上、気根は環境条件に大きく左右され、水分条件が良い時に伸びるものであると解釈できます。
ガジュマルの実生を百株以上は栽培してきましたが、水やりを切らさずしていれば、気根は発芽から1年以内に伸びてきます。
相対湿度が低い真冬でも気根が伸びるのが確認されます。
文献など掃いて捨てるほどあって、どれが正しいかなど誰にもわからないんだよ。
生物学上の話も同じで、そのほとんどは「定説」でしかなく、定説自体が間違っていることも多いからね。
かの有名な「アインシュタインの相対性理論」ですらつじつまの合わないことも多いのだよ。
多くの学者もそれを知っているが、それをつついても何の得にもならないんで放置しているだけ。
ガリレオガリレイの「地動説」だって、それが正しいと認められたのは彼の死後かなり経ってからなのでね。
なので、私は文献も生物学上の話もあまり信じないよ。
疑って読めばつじつまの合わない話はいくらでもあるのでね。
ついでなので一つ聞きたいのだが、「大学の教授」になるにはどんな資格が必要か知っているかな?。
まさに一般的に言われている情報が本当に正しいかどうかを評価する事にあり、その結論は、論理的に信頼性、妥当性が高いと判断するかは読者が決めます。
特定の誰かが保証してくれるというものではありません。
これはごく一般的な話ですが、ネットや園芸の雑誌に書かれている事よりも、専門家が記述した情報の方が信頼性は高いのです。
小・中・高校の教師だと「教員免許」が必要だが、大学の教授は何の資格もなくてもなれるんだよ。
なので、各大学によって条件も違うからね。
名誉教授、客員教授、特任教授などは特にそうだろうね。
で、日本人の多くは「権威」に弱く、教授が言うことはほとんど疑いを持たないが、その内容は「現実離れ」したものも多い。
そして、ネット上は「無法地帯」なので、読者が決めても意味はないんだよ。
ついでなので書いておくが、「専門家」って誰が決めるのかな?。
で、博士号だが。
博士号があればだれでも教授になれるわけではないよ。
博士号を持ったほとなど掃いて捨てたくなるくらいいて、「大学院で何を学んできた?」と言いたくなるくらいひどいのも多いんだよ。
そんなひどい奴でも教授になれることも。
ゴマすりがうまくて教授になったやつもいれば、ゴマすりができなくて教授にしてもらえないやつも多い。
要は、その大学のお偉方にどう気に入られるかによっても違いが出るのでね。
俺の周りにも博士号を持ったやつはたくさんいるが、ろくな奴はいないよ。
博士号など、博士課程で適当に論文でも書けば誰でも貰えるんだよ。
で、繰り返すが、「専門家」て誰が決めるのかな?。
分野にもよりますが、一般論では、博士号を取得するのは簡単なことじゃありませんよ。
教員免許が必要無いからなんだという話で、博士号を取得していても必ず職に付ける訳でも無く、大学教授になるのは"簡単"とは言えません。
専門家とは、深い知識と高いスキルがあり特定の分野に精通している人を専門家と読んでいるだけで、誰かが決めるとか無いです。
日本語の範疇ですから、そこを掘り下げても特に意味はありませんよ。
読者と言うのは特定の層の学生、研究者、専門家の事であって、一般の事ではありません。
例えば学術ジャーナルは、査読と言って複数の専門家が掲載に相応しいかどうかを判断してますよ。
査読は論文の信頼性を保つためです。
ちなみに、俺も専門家の一員だよ。
なので「名ばかりの専門家」もいるのを知ってるのだがね。
高校の同級生には早稲田大学の教授のせがれが2人いて、その2人も後に教授になっているので、裏の世界も知っていて書いているんだがね。
あんたは裏社会を知らないだろ?。
細かく書くと俺の身の安全が帯や脅かされかねないので、書くのはこれでやめるがね。