Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

塩川の集落

2022-04-28 | Weblog

釣りのポイントを探すために川の上流を目指していた。
まだ霧が立ち込めてる朝方、細い小径を走ってると、大きな木が目に入った。
神社に巨木が2本。
これは大きい。


 


その一本はなぜか上半分が切り落とされてたが、どちらも幹はかなり太くそして古そうなケヤキだ。
樹齢800年とあったが、これほど大きなケヤキはあまり見た事がない。
 
そこからもう少し上流へ走ると、何とも長閑な集落があった。





川の流れる音と、鳥の囀りしか聞こえない。
釣りを終え、山から降りてくるとその集落とさらに向こうに大きな山脈が見えた。
南アルプスの鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳だ。








日本の原風景といった感じで実に落ち着く場所であった。
それと、気付いたのがこの界隈では火の見櫓が多いこと。
至る所にあったので、昔は火事が多かったのだろうか。


 


それと、お昼の時報などを知らせる街のアナウンスも何だかノスタルジックで良い。
この時は、恋は水色だったか何だか忘れてしまったが、まあそんな曲が使われていた。
 
そういえば、一昔前は昼の時報が空襲警報のサイレンが使われていた所もあった。
夏の甲子園の試合開始などにもサイレンが使われてたよな。
 
集落の外れに廃墟の建造物があり、その2階部分にスズメバチの蜂の巣があった。
仲間が「怖え」と呟いたが、蜂の巣にはすでにスズメバチはいなかった。
「いや、窓の中…」と仲間が窓に指を差す。
中国風の仮面を被った置物が置かれてこちらを見ていた。

確かにこれは怖かった。


 

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