最近(でも無いが)、黒人の音楽が熱い。激動の70年代に生きたジミ・ヘンドリックスのストラトキャスター&マーシャルのサウンドは下手すれば雑音にも聴こえなくも無いが、ラブ&ピースの時代背景を歌った唯一無似の音は、なかなか真似しようと思っても真似られないところがまた憎い。
それと、スライ&ザ・ファミリーストーンの『QUESERA,SERA』という、ミュージカルの歌をアレンジした曲があるのだが、これがまた良い。サビの部分でとっても黒っぽくなって、多分原曲とはかけ離れてしまっているのだろう。エレクトリックピアノもまた渋い。何回聴いてもたまらないなあ。
本の方は、海堂尊の『チームバチスタの栄光』を読んだ。心臓手術による連続術死の原因救命に、ふたりのコンビが立ち向かうのだが、このコンビのキャラクター設定がとっても面白い。とくに厚生労働省から派遣された役人の”白鳥”が変人奇抜で、主人公の”田口”をさえも喰ってしまう「してやったり的」な魅力(?)が読みどころではないか。この田口&白鳥コンビはシリーズ化されているのでその辺りも気になるし、本作は映画化にもなっているので(主人公のキャスティングの部分でどうかと思うが)、こちらもぜひ観てみたい。
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