見る人に強烈な印象を与える写真（ポートレート スタジオ ファイン）

　いい写真、できばえのよいポートレートは、見る人に強烈な印象を与えます。

　その印象とは、モデル本人の美しさ、セクシー、エロの場合もあれば、周囲の風景に溶け込む場合（日本庭園できもの、洋館でドレス、海岸で水着）もあります。

　この場合は、若い女性が海岸で、雨の中ずぶぬれになって横たわっている情景です。

　早春の寒い日、千葉の海岸で、雨が降ってぬれている砂浜で、ずぶぬれになって横たわってくれました。

　優秀なモデル、レースクイーンの天野つむぎさんです。

　山岸伸先生が指導したので、ここまでできたのであり、アマチュアだけの撮影会では、ここまではできません。

　ここまでプロ意識やいい写真を撮影しようとするモデルは少ないでしょう。出てはすぐやめるモデルが多く、駄作しか撮れないし、モデル名も覚えていません。

　ポートレートの本質は、写真を見る人に、写真家とモデルが協同で、何らかのテーマを表現するものであると思います。

　まったく何の演技もせず、そのモデルの人間的な魅力を表現するものが、最も一般的なポートレートでしょう。

　写真作品としては、それに加えて、写真家がモデルに演技をさせて、強烈なインパクトをカメラの向こうの写真を見る人に伝えるべきではないかと思います。

　この場合は、このとおり、雨のしずくが顔にかかりながら横たわり、カメラの向こうの写真を見る人を見つめています。

　何かを訴えかけるような強烈な印象を感じませんか。