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モデルに必要なのは、「美貌」と「体力」と「演技力」です。
ポートレートはアイドルがにこりと笑い、パチリとカメラマンが撮影するニコパチ写真だけではありません
サーキットやイベントで、モデルやレースクイーンがポーズをつくり、素人カメラマンが夢中になって撮影していますが、それはそれで楽しいでしょうが、もっと奥が深いのです。
さまざまな状況の下、モデルが演技をした写真のほうが、インパクトのある写真が撮影できます。
アマチュアの屋外撮影会は、雨天の場合は中止になることが多いのですが、ヨドバシカメラは雨天決行でした。その場合は、透明の傘をさして撮影するか、雨が当たりにくいところで撮影するのが一般的です。
この写真のモデルは優秀なモデルであり、レースクイーンでもある、または、あった、天野つむぎさんです。最近は見ないので引退しているのか? 5年ぐらい前の写真です。
ヨドバシカメラの千葉撮影会で、指導は山岸伸先生です。山岸伸先生は、もう一人の名前も知らない新人モデルについては、傘をさせて遊ばせました。どこでもあるような駄作しか撮影できません。モデルの名前も作品も残りません。出てはすぐ消えていくモデルがほとんどです。
ある一人の外人モデルはけしからんことにコートを着ている。春としては寒い日でしたが、コートを着ている自分を撮影しろというのは、参加費を払っているカメラマンに対して失礼であり、次回から仕事はまずきません。撮影する前後はいいとしても撮影中は寒くてもコートは脱ぐべきです。
そのような寒い日に、山岸伸先生は、天野つむぎさんを雨の降る中、海岸に立たせたり、砂浜に横たわらせました。
天野つむぎさんは、
ずぶぬれで、笑わず、カメラマンのほうを睨みつける表情
をしました。
天を仰ぐようなポーズもしています。
顔に雨の水滴がつき、横たわりながら、カメラ(写真を見る人)のほうを見つめる表情をしています。
山岸伸先生は、
雨が降ったことを逆手に取り、それにふさわしい情景でモデルを演技させた
のです。
天野つむぎさんは、
春の冷たい雨の中、海に浸かったり、ぬれている砂浜に洋服で横たわって、感情表現をして、演技をしてくれました。
後日あう機会があったので、「寒いなか、頑張ってくれてありがとう。いい写真が撮影できました」とお礼をのべたところ、笑いながら「凍え死ぬかと思いました」と回答がありました。
このときの写真は、私も「ポートレート スタジオ ファイン」の事例集の感情表現で公開していますし、他のカメラマンも公開して、いまだにネット上に流通しています。
寒いときに薄着で撮影することもあれば、夏のかんかん照りのなかで帽子をかぶらないの撮影
もあります。
広告写真の場合、季節より3ヶ月から半年ぐらい早く撮影するのではないでしょうか。
モデルは美貌と体力と演技力です。
ポートレートはアイドルがにこりと笑い、パチリとカメラマンが撮影するニコパチ写真だけではありません
サーキットやイベントで、モデルやレースクイーンがポーズをつくり、素人カメラマンが夢中になって撮影していますが、それはそれで楽しいでしょうが、もっと奥が深いのです。
さまざまな状況の下、モデルが演技をした写真のほうが、インパクトのある写真が撮影できます。
アマチュアの屋外撮影会は、雨天の場合は中止になることが多いのですが、ヨドバシカメラは雨天決行でした。その場合は、透明の傘をさして撮影するか、雨が当たりにくいところで撮影するのが一般的です。
この写真のモデルは優秀なモデルであり、レースクイーンでもある、または、あった、天野つむぎさんです。最近は見ないので引退しているのか? 5年ぐらい前の写真です。
ヨドバシカメラの千葉撮影会で、指導は山岸伸先生です。山岸伸先生は、もう一人の名前も知らない新人モデルについては、傘をさせて遊ばせました。どこでもあるような駄作しか撮影できません。モデルの名前も作品も残りません。出てはすぐ消えていくモデルがほとんどです。
ある一人の外人モデルはけしからんことにコートを着ている。春としては寒い日でしたが、コートを着ている自分を撮影しろというのは、参加費を払っているカメラマンに対して失礼であり、次回から仕事はまずきません。撮影する前後はいいとしても撮影中は寒くてもコートは脱ぐべきです。
そのような寒い日に、山岸伸先生は、天野つむぎさんを雨の降る中、海岸に立たせたり、砂浜に横たわらせました。
天野つむぎさんは、
ずぶぬれで、笑わず、カメラマンのほうを睨みつける表情
をしました。
天を仰ぐようなポーズもしています。
顔に雨の水滴がつき、横たわりながら、カメラ(写真を見る人)のほうを見つめる表情をしています。
山岸伸先生は、
雨が降ったことを逆手に取り、それにふさわしい情景でモデルを演技させた
のです。
天野つむぎさんは、
春の冷たい雨の中、海に浸かったり、ぬれている砂浜に洋服で横たわって、感情表現をして、演技をしてくれました。
後日あう機会があったので、「寒いなか、頑張ってくれてありがとう。いい写真が撮影できました」とお礼をのべたところ、笑いながら「凍え死ぬかと思いました」と回答がありました。
このときの写真は、私も「ポートレート スタジオ ファイン」の事例集の感情表現で公開していますし、他のカメラマンも公開して、いまだにネット上に流通しています。
寒いときに薄着で撮影することもあれば、夏のかんかん照りのなかで帽子をかぶらないの撮影
もあります。
広告写真の場合、季節より3ヶ月から半年ぐらい早く撮影するのではないでしょうか。
モデルは美貌と体力と演技力です。