連合国最高司令官マッカーサー元帥の下に置かれた日本の統治権。憲法改正を当時の幣原首相に指示され、松本国務大臣による改正草案が提出されたが、マッカーサー元帥に全面的に拒否された。そこでマッカーサー元帥は、総司令部に自ら憲法草案を作成させ日本政府に教示する方策を執らせた。そしてその草案の中に必ず次の3項目を入れるように指示を出した。それが「マッカーサー三原則」という。
➀天皇は国家の元首の地位にある。皇位の継承は、世襲である。
➁国家の主権的権利としての戦争を廃棄する。
➂日本の封建制度は、廃止する。
これを入れた憲法草案を「マッカーサー草案」とよばれ、これを基礎として日本国政府は憲法改正を行った。
そして、1946年11月3日、「日本国憲法」として上論を付して公布され、翌1947年5月3日、日本国憲法100条の規定により施行された。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます