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2日目はバスでアドバンファームしばたさんへ直接行く行程でしたが、その前に新発田城もご案内していただきました。
城下町に来て城を観ずにしては帰れません!2日目の前半行程のご紹介です。
■赤穂義士、堀部安兵衛生誕の地、10万石の新発田城へ、イザ!
初代新発田藩主溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)侯が慶長3年(1598年)に築城し、3代宣直(のぶなお)侯のときに完成したそうです。
新発田城は、別名「あやめ城」
山城とちがって、政治・経済の中心として交通の便利さを考え、新発田川の水を巡らせた平地につくった平城で、石垣がすき間なくかみ合うようにきちんと積まれる「切込はぎ」と呼ばれる美観を重視した技法とのこと。
北国の城特有の海鼠壁は全国的にも珍しいそうです。
赤城の表門前には穂義士の討ち入りで中心的な役割を果たした堀江安兵衛の像があるそうです。
天守閣の代わりを果たしていたのが三階櫓となり、3匹の鯱を配するという独特の櫓は全国にも例がない大変珍しいものだそうです。
新発田城
明治維新まで12代続いた新発田藩10万石の城跡。
国の重要文化財である旧二の丸隅櫓と本丸表門。
平成16(2004)年には三階櫓と辰巳櫓が復元された。
赤穂義士の堀部安兵衛の出身地でもある。
■新発田城(国指定重要文化財)
新潟県新発田市大手町6丁目
開門時間 午前9時~午後5時(11月のみ午後4時30分閉門)
開門期間 4月~11月
入場料 無料
お城の近くに珍しい洋館がありました。
■白壁兵舎広報史料館
1874年(明治7年)に建設された陸上自衛隊新発田駐屯地内の通称「白壁兵舎」。
館内には新発田城の史料をはじめ、日清・日露戦争から終戦までの郷土部隊の遺品や写真資料、陸上自衛隊の災害派遣、国際貢献活動などが展示されているそうです。
白壁兵舎広報史料館
TEL.0254-22-3151
新発田市大手町6-4-16
入館料/無料
開館時間/9:00~16:00
開館日/月曜定休(祝日の場合は翌日休み)
駐車場/9台
■新潟を代表する高級ブランド『越後姫』狩りアドバンファームしばた
新発田城を制覇して大満足~~~次は苺狩りです。
新発田ブランドの「越後姫」のいちご狩り。
「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようだ」ということから「越後姫」と名付けられたそうで、特徴としては、どちらかというと大粒品種でジューシー、そして甘みが強く果肉が柔らかいのだそうです。
越後姫はあまり東京ではお目かかりませんが、果肉が柔らかいので足が速くなかなか遠い場所へ配送できないのだそうです。
いちご狩り
「食べ放題」 大人30分 1700円
「摘み取り」 計量 100g 270円。
越後姫は計量が100g270円なのでなかなかいいお値段。
高級苺ちゃんなのです。
いちご狩りの経験はあるけれど、はさみで摘むというのは初めて。
越後姫はつる部分を3センチくらい残してカットするそうです。
一度収穫が終わって次の収穫までの端境期のようで、粒は小粒なものが多かったです。
いちごにありがちな酸味のない、甘い苺。
摘み取った苺を軽量してもらった1800円でした。
つまりは650gくらい。
結構頑張ったかな?と思ったのですが、他のメンバーはみんな2千円越えで2400円くらいの人もいました。
重なった部分から柔らかくなっていくとのことでしたが、朝摘んで夜帰宅したら、結構柔らかくなっていました。
確かに、これは足が早いのでなかなか東京では出会えない貴重な苺ですね。
貴重な越後姫をたっぷりいただきました。
練乳も用意され、収穫した越後姫をその場で食べるスペースもありました。
農事組合法人アドバンファームしばた
http://advan-shibata.jp/wp/
所在地:新潟県新発田市小友360
電話 0254-24-0471
FAX 0254-24-0473
■天才画家『蕗谷虹児』の代表作「花嫁」に会う@『蕗谷虹児記念館』
続いて訪れたのは、『蕗谷虹児記念館』。
実は今回新発田へ旅するまで、『蕗谷虹児』という方を知りませんでした。
童謡『花嫁人形』の詩は虹児25歳の絶唱なのだそうです。
作詞家ではなく、挿絵画家とのことで、大作をいくつも遺されている偉人なのですね。
少年時代から画家を志し、樺太放浪のあと、竹久夢二の推薦で「少女画報」にカット絵を描いてデビュー。
23歳で人気挿絵画家となり、時代の寵児として詩画集9冊を出版。
27歳でパリに渡り、春・秋のサロンに3年連続入選をはたし、一流画廊での個展を成功させます。
■蕗谷虹児の代表作 「花嫁」
この作品の向かって左側の目の下には涙がうっすら描かれているそうです。
この涙はレンズを通しては見えず、肉眼でうっすら見える感じ。
この涙を見た人にはいいことが起きると言われているそうです。
「花嫁」は、昭和43年に開かれた「画業50年記念蕗谷虹児抒情画展」に展示された絵とのことです。
パリから昭和4年に帰国、モダンな画風で一世を風靡、童画や絵本の分野でも活躍し、晩年には新作個展を5回開催、代表作ともいえる『花嫁』は70歳の作品です。
新発田が生んだ天才画家蕗谷虹児の記念館は、純粋無垢な彼の詩魂につつまれ心をいやされる異次元の世界と評判だそうです。私は花嫁も初めて認識したのですが、蕗谷虹児の作品のすばらしさに感動しました。
金襴緞子の帯び締めながら。。。
この有名な歌詞が蕗谷虹児によって書かれたものだと知りびっくり。
画風が竹久夢二と似ているなと思ったのは、竹久夢二に出会ったことが蕗谷虹児のターニングポイントだからのようです。
どう説明していいのかわかりませんが、蕗谷虹児の類まれな才能は現代においても通用するセンスと画法であり、
蕗谷虹児はジブリ誕生の前に、アニメーションとしてジブリの制作方法である基を築きあげていたわけで偉大な人でもあります。
竹久夢二と似た画風で女性画ばかりではあるけれど、絵風はまったく別な感じ。
蕗谷虹児が描く女性は、美しく強く、凛と生きる女性を描いている気がします。
その理由は生き方の違いなのでしょうか。
大正~昭和の絵が平成の現代でも先端を行っているようにさえ感じる素晴らしいセンス!
イケメンな挿絵画家は今の時代を生きていたら、挿絵はもっともっと売れていた気がします。
あまり時間がなくてじっくり資料を読んでいれませんでしたが、画から滲み出る蕗谷虹児の人柄と類希な才能。
そして、絵に対する愛情を深く感じました。
女性を描くことが上手な作家さんは竹久夢二もそうですが私の中では女たらしな人が多いイメージです。
蕗谷虹児は女性関係は派手ではなかったようなので、幼くして亡くなった母への想い、恋しさが蕗谷虹児の理想の女性像として描かれているのかも。
Tシャツもおしゃれで可愛い。
蕗谷虹児を深く知りたくなりました。
蕗谷虹児記念館
電話 0254-23-1013
新潟県新発田市中央町4丁目11番7号
休館日 月曜日(祝日の場合翌日)12/29~1/3
入館料 大人500円 団体(20名以上)400円
高校生200円/小・中学生100円
今回、堀江安兵衛の生誕地へ訪れ、日本の100名城の新発田城も観れとても嬉しいです。
私が新発田の観光の中で一番印象的だったのは『蕗谷虹児』です。
新発田へ訪問するまで全く知らなかった画家ですが、なんて素晴らしい才能を持っていた方なのでしょう!
これからは『蕗谷虹児』の作品をいろいろ探してみたいと思います。
新発田の旅、2日目の後半は次の記事へ!新潟県新発田市・月岡温泉ゴージャス!バス女子旅☆ダイジェスト&目次
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