セーヌ川の左岸 ・・・ ポンヌフ から程近く ・・・
“ Quartier Latin カルチェ ラタン ”
と呼ばれる地区があります。
古くからここは国際的な街でした。
Quartier Latin を日本語に訳すと 『ラテン語の地区 』
この呼称は、
ヨーロッパ中から集まったコスモポリタンが、
ラテン語を共通語として会話していたことに由来します。
注: 遠くに見えるのは モンパルナスタワー
そのカルチェ ラタンの中心ともいえる
Saint-Germain-des-Prés
サンジェルマンデプレ
1970年代から1980年代にかけて、
日本でサンジェルマンデプレが
ちょっとしたブームになりました。
瀟洒な雰囲気もさることながら、
日本人が惹かれたのは
この街が内包する歴史だったと思います。
18世紀、 啓蒙思想 を開花させた街 ・・・
革新的な思想は近代へと受け継がれ、
優雅にそして熱く議論を交わすという
知的なカフェ文化を育みました。
有名な
Café de Flore カフェ ド フロール
そして、Les Deux Magots カフェ ドゥ マゴ
サルトルや ピカソ 、 ヘミングウェイ など ・・・
ここに集った文化人の多彩さは
枚挙にいとまがありません。
行けば何かが見つかるのではないだろうか ・・・
そんな思いで日本の若者が
サンジェルマンデプレを訪れました。
うら若き旅人たち ・・・ 私もそのひとりでした。
JFK-World