サンクトペテルブルグのある場所は、
もともとネヴァ川を中心とした巨大な湿地帯だったそうです。
初代ロシア皇帝=ピョートル大帝
(1672年生まれ 在位1682年 - 1725年)は、
この地に都を築くことを決意します。
よりロシアを発展させるには、
ヨーロッパに近い場所に都が必要であるという判断からです。
氾濫を繰り返すネヴァ川の
治水工事から着手したピョートル大帝は、
自らが命じてつくらせたネヴァ川の支流(運河)のほとりに
小さな居を構えます。
1714年に建てられたこの 「夏の宮殿」 は、
初代皇帝の住まいとしては大変質素なものです。
自らの居城よりもまず都づくり・・
そんなピョートル大帝の思いを象徴する建物です。
都は、自らの名前にちなんで、
「聖ペテロの都」=サンクトペテルブルグと名づけられました。
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