それは、2008年2月 ・・・
ニュージーランド北島の内陸部 ・・・
オーバーランダーという列車の
撮影・取材の時でした。
場所は、トンガリロ国立公園。
北島の最高峰や、
富士山にそっくりの山などを擁する
世界遺産です。
私たちが投宿したのは
シャトー トンガリロ ・・・
開業が1929年という
古く味わいのあるホテルです。
私の部屋は最上階でしたが、
何故か時々階上から、
かすかな人の歌声が聞こえてきました。
たぶん屋根裏部屋があるのだろうと思い、
朝食の時、現地のコーディネーターに
その話をしたら、
こんな答えが返ってきました。
要約すると ・・・
このホテルにはチャーリーという幽霊が
住んでいるといわれている。
第二次世界大戦中
ホテルの前に滑走路がつくられ、
傷病兵が運ばれてきた。
ここは、いわゆる野戦病院だった。
注:ニュージーランド軍は、
ソロモン諸島などで日本軍と
交戦している。
チャーリーが
兵士だったかどうかは不明だが、
どうも陽気なヤツらしい。
いつも歌を口ずさんでいる ・・・
こちらは、ローマの裏町 ・・・
ここで、新作の撮影中だった
イタリアの映画監督
ダリオ・アルジェント氏に
インタビューをしたことがあります。
”決してひとりでは見ないでください”
のフレーズで有名な伝説のホラー映画
『サスペリア』の監督です。
『この世でいちばん怖いものは
人間の二面性 ・・・ 』
と語るアルジェント監督には
鬼気迫るオーラがあり、
ちょっと怖かったです。
なお、過去に
京都の寺の不思議な話
Spiritual Island Bali
などを紹介しています。
Mina ミーナ
UN BUCO NELLA SABBIA
邦題は ♪砂に消えた涙♪
ミーナは1940年生まれのイタリア人。
アルジェント監督と同い年ですね。
JFK-World
プロの手にかかると、シャトーが本当のお城に見えます(笑)
チャーリーは亡くなってからもキウイっぽいですね。
最上階に泊まらないと会えないのか。いつか歌声を聞いてみたいです。
そうなんです。チャーリーには、怖いというより親しみを感じました。
いいヤツだったのでしょうね、キウイの典型のような。
ええ、ワタシもそう思います。
怖い感情ではなく、何処が切なく
感じますね…ありがとうございました😊
切ない ・・・ いい言葉ですね。
チャーリーはたぶん若者。
何を思うのか。
切ないですね。
アルジェルト監督に持ち前のオーラがあったからこそ、その話を信じ恐怖を抱く周囲の人物が多かったのかとも想像します。
近年私は映画やテレビでサスペンスものを見ない習慣がついているので、このような悠長な発言をしてしまっている事実をお詫びしておきます。
確かに、自身の意外な面に気がついて驚くことがあります。
それはそうと、サンリオ似合いますね。
大判で見たら、凄い迫力だろうな、と思って、拝見させていただきました。
チャーリーは、思い残しがあって、成仏できなかったのか?と日本的に考えてしまいますが、欧米にも、そのような発想あるのかな?
では、また。
この世への思いを残して来世に向かうという人間的な感情は世界共通ではないでしょうか。