インカ時代の 『シルバドール 』 と呼ばれる楽器 ・・
土でつくられた楽器です。
クスコのフォルクローレ グループのリーダーが、
(10月19日のブログ参照 )
その音色を奏でてくれました。
ひとつは、
注いだ水を器の中で移動させることによって音が出る楽器です。
もうひとつは笛のように使います。
どちらの楽器も、とても物悲しい音色です。
これは、やはりインカ時代のもの ・・
笛の音を響かせるための 『マンチャイプイト 』 という土器です。
顔を突っ込むようにして吹く笛の音は、
『マンチャイプイト 』 の中で反響し、
なんとも言えない不思議な音色に変わります。
それは、地の底から聞こえてくるような、
どこか畏怖を感じる音です。
インカ帝国を征服したスペイン人は、
『忌々しい音 』 をつくり出すものとして、
ことごとく 『マンチャイプイト 』 を破壊したそうです。
雄大なアンデスの山々 ・・
何故か物悲しい響きがよく似合います。
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